夏頃から、これまで一度も感染していなかった方のコロナ初感染が出てきていますね。学校や職場などで大勢と触れ合う機会のある方は、二度目の感染のお話も以前よりもよく聞きます。これから冬にかけてはより一層の感染拡大がありそうです。私自身は記事執筆時点で感染歴は昨年夏に一度という状況なので、とっくのとうに免疫は切れているはず・・・予防というよりは感染した時のことを考えておいた方がいいなと思っています。

生徒さまの感染例も増えたことで、回復後のオーボエ練習やレッスンについてようやく言及出来そうなところまで研究(?)が進みましたので、今回記事にしたいと思います。(※筆者は医療の専門家ではないので、ここに書かれていることが全員に当てはまる正解とは限りません。基本的にはかかりつけのお医者さまにご相談ください)

自宅待機期間は無理をしないように・・・

今は症状が始まってから5日間が自宅待機期間になっているかと思います。コロナと気づかないくらい症状が軽い方もいらっしゃいますが、回復期に無理をすると後遺症に繋がるというお話もあるので、少なくとも自宅待機期間はレッスン・個人練習は焦らずお休みすることをおすすめします。

一週間経過した頃から個人練習再開

おおよそ症状が出始めた頃から一週間ほど経過すると、発熱や咳症状がある程度落ち着いて、お仕事や学校生活に復帰される方が多いと思います。安静期間が長すぎてもそれによって体力低下して元通りになるのに時間がかかってしまうので、ここである程度動けるようになっている場合は個人練習を再開していくと良いと思います。最初はリードを吹いただけで咳き込んでしまったり、息が上がりやすいような現象も見られると思いますので、薄くて楽に演奏できるリードを選んで、30分程度の練習にとどめましょう。オーボエを吹く時間は短い方が良いですが、より早く体を戻すために、散歩などの軽い有酸素運動を併用して積極的に取り入れてみると良いです。

レッスン再開は体力の様子を見て

レッスンをいつから再開できるかどうかは、まずは体力がどのくらい戻ってきているかによると思います。もし、1日を過ごすだけでグッタリ疲れてしまうという状況であれば、レッスンの受講は見送った方が良いと思います。レッスンに行けそうかな?でもちゃんと吹けるかな?というような微妙なラインであれば、現状の体力に合わせてレッスンを進めていくので、状況をぜひレッスンの前に教えてください。

体力は戻ってきていても咳がしつこく残ってしまっている時には演奏するのが苦しく連続演奏が思うようにいかないこともあるので、少なくともレッスンは無理せずお休みすることをおすすめします。また、持病をお持ちで定期的に病院にかかっている方ですと色々な要素が入ってくると思いますので、主治医の先生と慎重にご相談の上、オーボエをいつから吹くかご検討ください。

通常の風邪よりも咳が残りやすい印象がある、新型コロナウイルスです。大切なご自身の体を守りながら、健康的にオーボエを演奏できるといいですね。