まず、本編にはいる前にご案内です。あともう少しでGWに入りますが、毎年GW期間は講師の演奏活動関係でお受け入れコマ数が少ないことに対してレッスン需要が大きくなる時期になります。コロナによる規制がほぼ緩和されているので、今年はコロナ前のようにご予約が少々取りづらくなることが予想されますので、ご予約はお早めがおすすめです。

それでは、先週の続きです・・・。

あとちょっとのところで、なかなか前に進まないリード作り問題。解決するためには、まず演奏とリード作りをバランスよく進めるという考えを一旦なくして、腰を据えてリード作りに重きをおくことをまずは3ヶ月続けることにしました。リードも楽器もすべてとなると、レッスンの回数や練習時間を増やせば可能かもしれませんが、長く続けていけばご負担も増えていくので、それはしないことにしました。有限な時間の中で一番やりたいこと・やるべきと考えることを優先し(今回の場合はリードづくり)、それ以外のことは良い意味で妥協して力を抜きました。

3ヶ月、生産するリード本数とリードレッスンの時間をそれぞれ倍程度に増やしてみたところ、リードに向き合う時間が長くなったことで、何がネックとなっているかははっきりしました。ただ、このパターンを続けていくうちに、練習時間がとても減ったので、演奏時に疲れやすくなってしまいました。いったん元のペースに戻したほうが良いかも?とも相談しましたが、ここで元に戻してしまうとまた中途半端になってしまうので、多少スタミナが落ちてしまうことはご自身に合ったリードが作れるようになることで解決するだろうと見越し、また3ヶ月ほどリード中心で進めて様子を見ていくことにしました。

リード作りに関しては、演奏以上に結果がすぐに出づらいので、演奏ならばもう少し短期でも良いのですが、リードの場合は3ヶ月1クールで進めていくイメージが良いのかもしれません。また、リードに重きをおきたい時は、演奏を無理に両立しようとしすぎないことも大事ですね。限りある集中力・時間を何に注いでいくか、常に考えながらレッスンや練習を進めていきたいです。

今回はレッスンや練習の仕方で格段に何かが変わった!というような結論は出たという類の記事ではありませんが、オーボエのリードは最高のものが作れるようになった頃に自身の寿命ややってくるとさえ言われている楽器ですので、落とし所を決めながら気長に学んでいきましょう。

人生と似た、終わりなき旅なのです。