以前、オーボエはヴァイオリンやピアノのように、始めが早ければ早いほど上手になれるというわけではないという趣旨の記事を書きましたし、その意見に変わりはありません。ただ、早くから取り組むことで得られるものもあるのも事実です。今年は小学生からのオーボエレッスンのお受け入れに力を入れていきたいと思いましたので、今回は小学生からオーボエを習うことで得られるメリットについて触れていきます。

精神力が鍛えられる

まずなんと言っても、幼いうちから精神力が鍛えられること。これが一番です。オーボエは他の楽器のように音を出すことさえも大変ですので、普通に練習をするというだけで心がじわじわと鍛えられます。最初はうまく吹けないことで泣いてしまうお子さんもいらっしゃいますが、徐々にそんな状況を受け入れて、自分なりに考えて行動できるようになっていきます。そのプロセスを見て、「これからの子どもに必要な要素が、オーボエにはいっぱいあるのでは?」と思ったことが、早期教育に力を入れたいと思ったきっかけでもあります。最近のお子さんは、願えばなんでも大人やインターネットが教えてくれ、与えてくれるので、思うようにいかないことを解決する能力が下がってきていると感じます。オーボエは自分で解決する力を持っていないと上達できませんので、とても良いと思います。

物を大事にすることを覚える

リードも楽器も、大人が扱っても難しい繊細な楽器だからこそ、子どもが扱うことで物を大事にすることを覚えられます。その行程で何度も楽器やリードを壊すこともあるので親御さまからすると経済的に辛いところではありますが、このたくさんの失敗を大人が見守ってあげる忍耐も大切です。

成功体験を得やすい

ピアノやヴァイオリン、フルートなどと比べると小学生から取り組むお子さんは少ないので、レッスンに通ってきちんと正しい方向に進むことができれば、個人コンクールなどでタイトルを得やすいです。小学生のうちに何かに入賞するという結果を得られるのは、先々中高生にステップアップするためにすごく良い弾みになってくれると思います。子どもの習いごとで「野球やサッカーだとスポーツ推薦をもらいにくいから」と早々フェンシングなどの競技人口の少ないものを習わせて、いざ進路に困った時のためのアドバンテージにするという親御さまがいらっしゃるという話を聞いたことがあるのですが、感覚としてはそれに近いです(笑)中学生くらいになるとぐんと演奏人口が増えていくので、もしコンクールタイトルを確実に狙っていくなら小学生からのチャレンジ、おすすめです。

ただし、親御さまの深いご理解が不可欠です

オーボエが3〜4ヶ月に1回調整が必要であること、毎日練習するなら通常使用でも月に数本くらいはリードを消費すること、加えて小学生だと扱いの問題で故障や損傷が日常なので、かなりのコストがかかることが想定されます。他の楽器を演奏されている方からすると、正直すごくびっくりしてしまうと思います。幼いうちから取り組むからこその出費を覚悟して頂くことが不可欠になるので、その点もお含みおき頂いた上で、小学生からのオーボエ、ご検討ください♪