あらやだ!もうそろそろ8月ですね。世の中子供達は夏休みの時期に入りました。私も今年はそんな夏です。(意味深)

先週に引き続きな感じの話題ですが、子供の●●期、のように、オーボエの成長の上での○○期について書いてみようと思います。0からスタートされる方についてです。

初月〜2ヶ月:オーボエの取り扱いについて学ぶ期

まず、最初のレッスンはリードと楽器についてのご説明がメインテーマになって、実際に音を出せるのは長くて15分くらいのことが多いです。(山内クラスの場合)でも、ここがと〜っても大事なので、しっかりとメモをとって頂いて、取り扱いを間違って覚えることがないように気をつけています。だいたい2ヶ月くらいは片付けるところまで見届けさせていただいていますが、半年後くらいに見ると全然違う片付け方に進化してしまっている方も意外と多いです。「そんなこと習いましたっけ?」ということのないように、ここできちんと覚えましょうね。

3ヶ月〜半年頃:はじめての曲を演奏できた!期

早い方だと3回目くらいからヒンケ(オーボエの教本です)の最初の1曲に入ることもありますが、大体の方が半年頃までの間で入ります。曲を演奏するために、簡単に分けると音階、呼吸法、アンブシュア、ロングトーン、タンギングという5つのミッションをクリアできないと進めないので、意外と時間がかかります。無理に曲にすぐに入るのが良いのではなく、ひとつひとつのミッションを確実にできるようにすることがまず大事だと思っています。でも、掘り下げるとものすごく時間がかかるので、ある程度のところで曲と平行していきます(^^)「平行する」ということも大事で、演奏には必要なスキルですね。

半年〜1年:好きな曲にチャレンジ期

ヒンケだけだと体力が十分ついていかないので、ある程度ヒンケが進んできた頃から、知っている簡単なポップスなどにチャレンジしてみます。ヒンケだと気づかなかったご自身の音の作り方について改めて考えられる、良い機会です。レッスン時間のみのレンタルで限界がきはじめる時期がこの頃ですので、これくらいのタイミングで楽器のご購入を考え始める方が多いです。だいたい4つくらいは音階を演奏できるようになっている時期なので、演奏できる音域も最初よりかなり広がっています。

 

というようにして、だいたい1年でこのように成長することができますが、非常に個人差があります。このペースでいかないからといって不器用、向いていない、ということでは全くなく、基礎練習を徹底してがんばりたいという方には最初のプロセスに非常に時間をかけますし、逆に基礎よりもいろいろな曲に触れたいという方はどんどん進むこともあります。音楽の基礎である読譜から未経験の方だとそこからレッスンとなるので、多少時間がかかってしまうこともあります。でも、短くても長くてもかならずこの3期は通る道なので、皆さまのご参考になれば嬉しいです。