最近パソコンを買い換えて、とっても文字が打ちやすくなってweb更新がはかどってどんどん先に先に記事を更新していってしまっています(笑)こうしているうちにひと夏ぶん終わってしまいそうな勢いです。

今週からはしばらくまたオーボエやレッスンの話をつづけて更新しようかと思います。久しぶりに楽器のお話。

オーボエをはじめるにあたって、楽器を借りるか買うかのご選択に迷う方は多いですよね。最近ご入会になった方はみなさま、迷っているようでした。講師たちはその都度ご相談に乗るのですが、これまでみてきた生徒数・選定数がいちばん多いと思われる山内目線(なんかちょっと上からな感じ・・・)で思うことを更新してみようかと思います。

体験レッスンにいらっしゃるということは、かなりその時点でモチベーションが高い方が多いと思います。「もう、すぐに楽器が欲しい!」と仰る方も多いです。でも、そのテンションとモチベーションに一度「待った!」をかけるようにしています。

いきなり楽器を買うことは、前にも何度か記事にしたことがありますが、良い方に作用する場合と、そうでないことがあります。私自身は衝動買いタイプなのでとってもとってもお気持ちがわかるのですが、そうそう買い換えることのできないものですので、冷静になっていただいた方が良いのです。

初心者やブランクがある方が楽器を購入される際、ある程度の期間がある方がより良い、と思っています。その理由は、体力的なことです。はじめて(または再開して)まもないうちは、レッスン時間だけ吹き切るだけで精一杯ですよね。まだ基礎体力をつくっている最中のようなものです。その時点で楽器を買おうとすると、どうしても抵抗のない、鳴りやすい楽器にいきやすい傾向です。もちろん楽器を買う上で鳴りやすさは大事です。けれども、ある程度慣れてくるとちょっと抵抗感が欲しくなったり、こだわりがだんだんと出てきます。オーボエはメーカーごと、グレードごとの差がとてつもなく激しいので、簡単にいうとロレーでマリゴのような音を出そうと思っても難しいです。例えると、ソプラノサックスでクラリネットの音を出そうとしているくらい違います。そんな理由で泣く泣く買い替えをした方も何度かみたことがあります。「勢いで買うんじゃなかった・・・」と。ですので、おすすめなのは数ヶ月程度様子をみて、演奏技術だけでなく耳も知識も養って、理想とする楽器をゆっくり見つけていくことです。

購入される際は講師がかならずお付き添いいたしますので、遠慮なくおっしゃってくださいね。