コロナ禍が終わりに向かい、一時は完全に絶滅していた「レッスン時間内レンタル」のご入会後のご利用も、増えて来ました。もともとはお持ち帰りレンタルサービスはなく、レッスン時間内レンタルのみだったので、教室を創ってきた大切なサービスのひとつだと思っています。今日はこの制度をどう活用していくのか?を改めて記事にしたいと思います。

月2回以上通える方におすすめです

レッスン時間内レンタルをご利用になるということは、レッスンの時しかオーボエに触れることができません。もし上達をしたいという思いがあるならば、月2回以上お通い頂くことをおすすめいたします。息抜きであったり、とりあえず触ってみるという目的であれば月1回でも大丈夫ですが、1ヶ月に一度しか触れないとなると、前回の内容の思い出しに時間がかかってしまいますので、上達を目的とすると少々違うのかなと思います。

楽器を買うまで頑張る、等期間を決める

例えば、楽器を買うまでの間はレッスン時間内レンタルで、とお考えの方の場合であれば、楽器を買うまでは月3回ほどのコースにしておき、ご購入の後はコースを減らすという流れが良いと思います。オーボエを始めた段階から楽器を選べるところまで上達していくには、15〜30回(人によって幅があります)くらいのレッスンが必要だと思っているので、月1回だとだいたいの方が1年以上かかってしまいます。早めに購入をしようとお考えの方の場合はそこまでの期間待てませんので、結局はいろいろな音を吹けない状況で、ある程度講師の好みで選定を進めなくてはならないという状況になりがちです。

「とりあえず、〇〇」

オーボエって「とりあえずやってみよ!」がなかなか難しい楽器というのは、私自身も重々承知していて、だからこそレッスン時間内レンタル楽器というサービスを全教室実施しています。とにかく、始めることへのハードルを消したい。ただ、その「とりあえず」というところから、どこかのタイミングでステップアップはしたい。「上手くなりたい♪」「演奏会に出てみたい♪」「あのオーボエが欲しい♪」・・・etc。とりあえず月1回ちょこっとだけだと、そのタイミングが訪れにくいので「やっぱり難しい楽器だ、やーめよ」になりやすい傾向があります。なので、とりあえずの後ろにもう一言入れてみませんか?「とりあえず、3ヶ月は毎週レッスン行ってみよう」「とりあえず、3回レッスン行って気持ちの変化を見よう」・・・。

皆さまに、楽しく長くオーボエを演奏してほしいと願う山内なのでした。