発表会まであと3ヶ月を切りました。皆さま、ご準備はいかがですか?近頃リペア予約がとりづらいというお話も耳にします。10月末に本番なら、9月末〜10月中旬が調整に出すと良い時期(早すぎてもそのあと狂いますし、ギリギリすぎてもリードが対応できません)ですが、そこを狙って今月中には修理予約を取っておくことをおすすめいたします!

新品楽器を購入してしばらくすると保証期間が終わります。中古楽器には保証期間が付帯されていないことも多いですね。保証期間は無料なので皆さま頻繁に調整に出してくださるのですが、終わったとたん全く出さなくなってしまう方は多いです!気がついたら1年出していなかったということも割とよくありますが、楽器調整って本当に大切なので、今回記事にしてみることにしました。

調整が狂ってくると起こること

急に音が出なくなれば気がつきますが、通常の使用と狂いであれば徐々に変化していくので、気がついたら吹きづらくなっていっているパターンが大半のように思います。吹きづらくなることがデフォルトになってくると起こる顕著な現象としては、まずはリードを必要以上に薄くするようになります。これは、リードの反応を良くしないと鳴らなくなるためです。また、調整が狂うと音の粒ぞろいが悪くなっていきますので、無意識に息の入れ方を工夫するようになっていき、バテやすくなる要因にもなります。これは、調整をして直して吹きやすくなったときに気がつくことが多いと思います。

目に見えて不調がなくても、半年に一度を目安に

調整料金は安くても5000円ほどはしてしまうので、調整に出すよりリードを買いたい・1回でも多くレッスン に通いたいと思われる方の気持ちも分かりますが、やっぱりまずはベースとなる楽器の調子が良くなければ、リードも合うものに出会いにくくなりますし、レッスンの効果も得にくくなります。最低でも半年に1回は調整をする必要がある(理想は四半期に一回以上ですが・・・)と、私は思います。

調整を病院のような感覚で、目に見えて調子が悪くなければ出さなくてOK!と考えてしまうケースもありますが、無意識のうちに吹き方で調整していることも多いので、健康診断を受けるようなつもりで調整に持って行くことをおすすめします♪

わざわざ電車に乗って行くのもなぁと思ってしまうときもありますが、調整に出している間に行きたいカフェとかお店を決めておいて、ちょっとでも気持ちが向かうように工夫して、ぜひ楽器の健康を保ってあげてくださいね。