絶賛梅雨真っ只中の関東地方ですが、皆さまは楽器やリードの調子はいかがですか?今年から四季それぞれコンセプトを持ったリードを作ろうと思い、その一環で「見た目から入る作戦」としてリードの糸に季節感を入れることにしまして、梅雨入り発表前までに巻いたものは桜色の糸で作りました。で、肝心の梅雨は紫陽花色ということで薄紫にでもしようと思ったのですが、そうすることでリードケースを開ける度に梅雨を意識してやたらどんよりしそうなので、心だけは梅雨明けして真夏の海のブルー(笑)にしました。私のリードケースの中に梅雨はなない!(そう思いたい)そんな今日この頃です。こんなことを記事にすると嫌なのですが、今日は梅雨の不調について書いていきたいと思います。

なんかペタペタする

タンポが湿気にやられてペタペタくっついてしまう。これは梅雨によくある症状です。でもパウダーペーパーの多用はあまり楽器に良くないので、どうしてもダメなときだけにしましょう。私はクリーニングペーパーを軽く押し当てて表面のベタつきを取っています(やり方詳細はレッスンで聞いてくださいね)。

ジョイントが固い

コルクが湿気で膨張して、ジョイントが固くなってしまいます。これは買って2年以内くらい・またはジョイントコルクを最近巻き替えた方にある症状ですね。しっかりグリスを塗っておきましょう。それでも固いとなると楽器を握って故障してしまう原因になりかねませんので、楽器店に持っていきましょう。

リードが重い

気圧や湿気の影響で、春先と比べるとリードの反応が鈍くなります。この時期のリードはいつもより仕上がりを薄めにすることと、振動しやすい・もしくは新しいチューブを選ぶようにしています。でも、リードは葦が天然のものなので、「こうすれば必ずこうなる」というものがありません。毎年試行錯誤しながら気づいたら梅雨が終わっている感じです・・・。今年の私は、サブ楽器をこの時期に調整してみたらまた調子が戻って来たので、いったんサブ楽器with古めのリードにして対処中です。

結局楽器は調子が悪ければ調整に出し、リードも合うものを買うのがてっとり早いのかなと思いました。レッスンでは皆さまのお身体・リード・楽器それぞれがどのような状況かを見させて頂きますので、何が調子が悪いか分からなくても大丈夫です!

今オーボエを演奏されている皆さまも、梅雨ならではの不調にお悩みでしたら、ぜひことねオーボエ教室にいらしてくださいね。