本日夕刻をもちまして、2025年の営業が終了いたしました。明日以降まだレッスンの実施があるクラスもありますが(今年は私のクラスはまだ実施があります)、ひとまず事務営業は終了ということで、ここに今年のお話をまとめておきたいと思います。個人的なお話は今年は割愛して、ここでは教室全体に関することだけ言及していきます。
「つながり」の大切さを感じた年
今年を振り返ると、オーボエを通して繋がった人と人とのご縁の大切さを感じた年でした。コロナが明けてしばらく経ちますが、気がついたら教室の中で講師と生徒さま・生徒さま同士・講師同士、それぞれに距離ができてきてしまっていました。これは近年イベントの数も少なく、なかなか交流できるタイミングがなかったことが大きいと思います。発表会でも最近は小さな会場が中心だったりして、オーボエだけでの全員合奏を廃止して久しく・・・これが適切な距離感と思っていたのですが、今年の発表会ではお客さまと演奏者さまと近い距離で演奏して頂いたことや、小さな一軒家サロンということで講師スタッフたちが生徒さまと密接に関わることができたことで、「もっと近くて良いのでは?」と思うようになりました。その後、秋に行ったイベントでは、生徒さま同士の距離を近づけるということを意識しましたが、皆さまとても楽しんでくださったので、つながりって大事だなと改めて感じました。
日本全体が「豊かさ」を失いつつあることを実感した年
まず、新品オーボエの価格高騰。海外製の楽器とヤマハの楽器では、ものすごい価格差になってしまいました。ヤマハは企業努力のおかげでまだ踏みとどまっていますが、同じグレードの楽器を海外製でとなると、1.5倍くらいの価格になってしまいます。そのため、新品の楽器購入の半数かそれ以上の方は、ヤマハをお選びになっています。海外製を視野に入れる方は中古をお考えになる方が本当に増えました。
オーボエは豊かさの象徴のような楽器です。楽器もリードも高いし、リードづくりをしようとすると時間のコストもかかる。ありとあらゆるリソースを費やして、やっとのことで鳴ってくれる(なんなら、鳴ってくれないことも・・・)。なので、生活に追われるような世の中になってくると、オーボエと向き合う時間が取れる人はどんどん限られていきます。
私も日々仕事に追われながらオーボエと向き合う時間を必死で確保しているので、ゆっくりまったり練習なんてなかなか難しいのですが、短時間でも練習ができると、どこか「ほっ」として心がほぐれるような、そこに間違いなくある、「豊かな時間」。来年はこれを強く意識した上で皆さまに幅広くお届けしたいと思います。
お米や卵を買うだけで大変なときに、オーボエを手にしたりレッスンに通うというのはハードルが高いかもしれませんが、オーボエを愛するどんな方にもお越し頂ける教室づくりを目指していきたいと思いました。
同じ趣味を何年も続けているってすごいこと!!
無趣味な私ですが、ちょこちょこ新しい趣味や習い事をつまみ食いはしていて、でもどれも3年以上は続かなくて(汗)オーボエとピアノ以外は何も続いたことのない飽き性なので、何年もオーボエやレッスンを続けていらっしゃる生徒さま方のことは当たり前ではないと、しみじみ思います。こんなにコスト高&非効率的なホビーを投げ出さず楽しんで続けられるスキルって、人生において非常に大切なものだと思います。これからもっと学んで成長して、10年20年続けても飽きない教室になりたいです。
本年も誠にありがとうございました!また来年も、どうぞよろしくお願いいたします。

