この記事をご覧の方の多くは、ことねオーボエ教室に通われている方だったりご検討中の方だと思いますが、いつも担当している講師(または体験で割り当てとなった講師)のプロフィールをチェックしたことはございますか?音楽家にとってプロフィールは商品説明!自身がどんな経験をしてきたか、そしてその価値を表すとても大切なものです。講師業において、どんな経験を積んできたかどうかはそのままレッスンに生かされますので、プロフィールの内容は実は皆さまにチェックして頂いてほしいポイントだったりします。

ことねオーボエ教室では講師が十数名おりますが、誰一人として同じプロフィールはありません。ひとつひとつ読んでいくと、どんなことを多く学び、どんなことを経験してきた人か、よくわかります。単純に学歴から見てみれば海外の音楽院や日本の短期大学・専門学校を卒業している方はそのぶん現場経験が豊富でしょうし、大学院まで出ている方や科目履修生を継続したり大卒後に留学を経験している方はレッスンを受けて学んだ経験が豊富です。それだけでも指導にどう活きてくるかは違ってきます。人によるので具体的な傾向をここで文章にするのはやめておきますが・・・

卒業した音大によってもかなりカラーが違います。同じ門下生だと教え方もリードのスタイルも、指導方針によっては楽器も同じだったりするので、できるだけ満遍なくいろいろな大学出身者を揃えたいと思っていたりもします。大学のあいだに習った師匠のご指導は演奏家にとって太く強い軸となるので、そこを大きく逸れるのは難しいのです。

ちなみに筆者山内のプロフィールは数年前に学歴と師事した先生のお名前以外、すべて変えました。プロフィールを長くしようと思ったという超不純な理由で出場したコンクール歴、大学時代になんの選抜に選ばれた、そういう話はあまり現在の私につながっていない不要な情報だと思ったので全て削除しました。大学を出てからの期間が長くなった分、社会人になってどんな勉強をしてきたか、どんな活動を行なってきたか、そういうことをメインに盛り込んでみました。

大切なのは肩書きではありませんが、プロフィールを読むと、色々と感じるものもあります。皆さまも演奏会に足を運んだときなど、じっくり読んでみてください。