最近オーボエの話と離れたことを書くことが増えたのですが、書きたいことをつらつら書いていっているので、ご了承ください…(笑)

皆さんは幼い頃、どのような習い事をしていましたか?そしてその習い事について、大人になってからはどのように思うでしょうか?

私はたしか、はじめての習い事は新体操で、それからピアノをはじめて、茶道と生け花を少しだけやっていました。(と言うとなんだか英才教育を受けていたように見えますがそうではなく、茶道と生け花はまったくの成り行きで、おもちとねりきりを食べにふらっと行っていてそれとセットでお花もやらなければならなかったので、けんざんにグサグサとワイルドにお花をさしていただけです。)

その中で一番長く習っていたのがピアノで、自分からやりたいと懇願して5歳のときに始めた(親談)そうなのですが、嫌だった記憶しかもう残っていないのです。自分の意思で始めたのだから、きっちり続けるようにと、東京に引っ越してくる中学入学までの間は辞められませんでした(笑)わざわざ学級委員になって居残りをしてレッスンに遅れて欠席するなどのサボり術ばかり身につけて、練習はいっこうに進まず先生は毎週激怒でした( ;∀;)「あなたのお姉ちゃんはこんなじゃないのに、どうしてあなたはいつも!」と怒られたこともありました(笑)

なんで嫌だったかと思い出してみると、明らかに先生に対する自分も、そして先生も、コミュニケーションがちゃんとできていなかったせいではないかと今になって思います。どうしても辞めたいと思った時に、親から「辞めたいなら自分で辞めますって先生に行ってきなさい」と言われたことが一度だけあったのですが、それすら言えない子どもでした。今の私からは想像もできませんけれど…

ピアノや練習をすることがどうしてあの時あんなに嫌いだったんだろうと考えてみると、まず練習曲がまったくおもしろくない(笑)そしてソナチネやソナタにしても、やっぱりおもしろくない。私は耳の発達が早いタイプだったので、姉が先に弾いていた曲だとすぐに弾けたりして、楽しかったのですが、はじめての曲だとさっぱり…。だから、知ってる曲を弾きたいとか、もっとお手本を聴かせてほしいとか、そういう要望をはっきり言えば、先生もあんなにお怒りになることはなかったんだろうし、自分ももっと楽しめたように思います。

その時はまだ幼くて何もわからなかったけれど、レッスンはただ受動的に受けるものではないと今は思っています。中高生のレッスンをする際には特に、こちらから発信すること、そして子どもたちから発信すること、両方を大事にするように心がけ、今日はどんなことをしたいのか、必ず聞くようにしています。

そうして自分自身に問いかけることが、レッスンをより楽しく生き生きしたものにしてくれると思います♪