こんにちは

自分にとって良いリードとは何だろう、と考えて十数年。やっと私にとっての答えを最近見つけました。めちゃくちゃ遠回りしましたし、あまりそれを言葉にするのは難しいのですが、しっくりくるリードで自分にとって正しい吹き方が出来ると何時間吹いても疲れないことが分かりました。ちょっと感動的で、これまでの苦労の日々が報われたような気がしました(笑)ただこれ、私にとっての正解なので、他の方にはあまり通用しません…。皆さまひとりひとり、それぞれの答えがあるので、それを見つけていかなければならないのです。

この前レッスンで、「吹いているとすぐバテてしまうのが悩みです…」と生徒さまから打ち明けられて、じっくり考えてみました。

バテるのを、口のせいだけにしていないでしょうか?疲れるのは確かに口まわりなのですが、口の筋肉というのはひとつの要因でしかありません。姿勢、呼吸、リード、そしてアンブシュアという4つの要素がすべてうまくいっていないと、どこかに負担がかかってしまい、バテを誘発するのではないかというのが私の持論です。「口がすぐばてるから、よしリードを薄くしよう!」という考えで、バテやすいという自覚がある方はリードをとても薄くしてしまいがちですが、それもまた逆効果となっていることもあるのです。ある一定の厚さより薄くなると、だんだん音程にバラつきが生じてきます。すると無理に音程を取ろうとして、余計なところに力みが出てしまったり、特別な吹き方をしてしまうことがあります。それがバテにつながることもあるんです!よって、バテるから薄く、という考えはやめ、ある程度の厚みをもった状態で、今度は姿勢や呼吸を見直してみましょう。それと、演奏中に何か余分な動きや力みがないかを徹底的に観察することで、答えは見つかるかもしれません。私はそうして自分にとっての正解を見つけることが出来ました。

山内クラスのレッスンは、基礎練習をとても大切にしています。お家で練習がうまくいかなくても、レッスンで一緒に基礎練習を行っていきますので、ご安心ください!もちろん曲に親しむことも楽しいのですが、基礎練習は自分自身とまっすぐ向き合う精神修行の時間でもあります。そこの楽しみを見いだせるようになると、心身のバランスが取れて、気持ちも落ち着いてくれますよ♪

バテるということは、どこかを無理しているということ。それはどうしてなのか、どうしたら楽になるのか、真剣に向き合ってみませんか?5月の過ごしやすい気候のうちに、ぜひ当教室の体験レッスンにお越しください。