当教室は現在、音楽大学を卒業したばかりの新進気鋭の超若手から、30代後半の中堅層までの講師が在籍しています。あまりベテランの年齢の方は在籍しておらず、比較的講師年齢層は低い教室と言えると思います。講師の全員の年齢をHP上に公表しているわけではないので対面した時のフィーリングでご年齢をお察し頂くようになりますが(笑)今回は、講師の年齢によって教わりやすい内容が異なることについて、触れたいと思います。

現役音大生講師の良いところ

当教室では音大をまだ卒業していない講師は原則在籍しておりませんが、学校のレッスンなどには現役の音大生が来ることが多いでしょう。私も中学生の時は音大生の先生に金管楽器を習っていましたし、大学生の時もいくつかの学校へレッスンに行きました。

現役の音大生に習うと良いと思うのは、やはり中高生です。お年頃ならではの悩みは年齢が近い方が共感を得やすく、共感できることでレッスンもよく進み、コミュニケーションもしやすいように思います。年が離れていくと「私が中高生の頃とは違うなぁ」と感じることや価値観の大きな相違が増えていき、学生さん側も年上の講師にやや萎縮してしまうような感じがあります。

新卒〜20代中盤の講師の良いところ

当教室でもこの年齢層が昔から多めです。私の頃のように大学を出てすぐ社会人でフリーになるというよりも、今時は特修科・別科のようなところで勉強しながら徐々に完全なフリーランスになっていく子が多いので、音大生同様にリアルタイムで習ったないように近い物をすぐにレッスンしてもらえるという新鮮さが大変メリットだと思います。特に合奏(吹奏楽・オーケストラ・アンサンブル)ですぐ実行に移せるような実践的なテクニックを学ぶには、この層の講師はとてもおすすめです!

30代の講師の良いところ

30代となると、留学を終えて帰国していたり、一定の演奏活動を経験していたり、音楽まわりのことだけでなく結婚や出産を経験していたりと、20代と比べると経験値がグッと上がっている層です。長年オーボエのご経験があって何らかの問題があってレッスンに通いたいとお考えになる場合には、20代の気力体力も全盛期の講師だとお悩みを十分に理解できない可能性が高いので、30代以上の先生がおすすめです。

予備校などでも経験が多ければ多いほど講師は質が高いようにも言われますが、経験が浅いからこそ得られるフレッシュなもの、最先端のレッスンというものもあります。人が違えばレッスンも千差万別、行き詰まったら色々な年齢層の講師に習ってみるのも良いと思います。