インプットとアウトプットをそれぞれすることのほか、バランスを取ることが上達に直結すると思っています。我々のようなレッスン業に携わる人だと、アウトプットの方が多くなってしまうので、積極的にインプットすることを心がけないとなぁ・・・と思って今年は気をつけようとしているのですが、逆に生徒さま側はインプットの方が多くなり、アウトプットの機会を積極的に取らずにいる方も多いのではないでしょうか。とくに初心者の方だと、
まだまだ初心者なので、レッスンに通うだけで十分です💦
と思ってしまうと思いますが、アウトプットは決して大曲を大勢の前で吹くというような高ハードルなことだけではありません。
- 練習のようす、悩みを講師にとことん話す
- 演奏を録音してみる
- 友人(もしくは講師)とアンサンブルしてみる
自分にどのようなアウトプットができるのかどうか、改めて考えてみてはいかがでしょうか?そんなに大げさに考えなくても意外と身近に無意識にやっているもので、例えばレッスンで練習してきたものを披露することも、立派なアウトプットですね。レッスンで自分の練習してきたものや疑問点・お悩みをアウトプットしよう!と意識してみると、講師とのキャッチボールがより生き生きして、活気あるレッスン時間にすることができます。
レッスンに通っていたら誰しもインプット・アウトプットをそれぞれ必ずしてはいるのですが、いつも同じ方法ではなく、状況に応じて形を変えて行なっていくことも必要です。
インプットに関しては、レッスンを受けるという形はあくまで手段のひとつ。その他には
- 演奏会を聴きにいく
- マスタークラス(公開レッスン)を聴講する
- 他人の練習を聞く
- リード会をする
- CDやDVD、youtube鑑賞する
などなど・・・色々な方法があります。レッスンを受けるだけでは自分と講師の音しか聴くことができません。オーボエの音はもちろん、ほかの管楽器、弦楽器や打楽器の音からも学ぶことがあるので、室内楽やオーケストラの演奏会を聴くことも大事です。楽器だけでなく、ミュージカルや演劇からも、「魅せ方」を学べます。私自身は、オーボエの関わる演奏会だとオーボエの音ばかりに耳が行ってしまって、ほかの大切なことを見失ってしまうこともあり、敢えて別ジャンルのものに触れたりすることもあります。
生徒さまそれぞれが思うインプット・アウトプットについて、機会があったら皆さまとお話してみたいです。