レッスンではよ〜く生徒さまにお伝えしていることですが、季節の変わり目(お洋服が変わっていく頃)は楽器の状態も変化が大きいので、楽器調整をしたほうが良いときです。(筆者山内は先月ちょっと親知らずを抜歯していたのでそのタイミングで出し、次の抜歯のタイミングでまた出す予定・・・)楽器の保証期間が終わって有料になって徐々に出さなくなる方が多く、確かに3年位すると前ほど大きく木が動くことは減っていくのですが、それでも四半期に一度は出した方が楽に吹ける印象です。保証期間が終わると有料になるだけでなく、修理費が高額になる楽器店さんや、修理納期に時間がかかるところもあります。それによって出しづらくなっていくお気持ちもよ〜く分かるので、保証期間が終わった後に行く修理屋さん探しポイントを書いていきたいと思います!

オーボエの修理を多く行っていそうか

まずこれが一番大事です。オーボエを販売している楽器店さんでも本数が少なく売り場が小さいと、それに比例して修理でオーボエを扱う本数も少なくなります。そうなるとオーボエの修理経験も多く積めないので、調整慣れしていないリペアマンさんである可能性が高いです。特に地方に多いのですが、実は都内にもそういうところはあって、大学のオーボエ同期が「修理に出したのに逆に音出なくなったんだよ」と言っていたことが未だ私の心に残っています・・・。

明瞭会計か

実はオーボエ専門修理を行う個人のリペア屋さんも多く、大学時代から社会人かけだしくらいまではそういうところにお世話になっていました。しかしこれも楽器のことがあまり分からない初心者の状態で行くと「ぼったくり」に遭う場合があり、実は私はそのような目に遭ったことがあります(涙)高校2年生の夏のこと。コンクール前に音が出なくなったのですが、この時期は楽器店のリペアはどこもいっぱいです。そこで個人の修理屋さんにお電話してすぐに予約が取れ(この時点でちょっと怪しいと気付くべきだった)藁にもすがる思いで行ってみたところ、ただのバランス調整だけで何と3万円のお見積りでした(大泣)それも、こちらの様子を伺うように「あ〜えっと・・・3万円・・・で、どうですかね?」みたいな言い方だったので、あぁ個人のところは言い値なのだなと17歳にして知ったのです。(ショックでそこには二度と行っていませんが、プロ相手にはこのようなことはしていないらしい。)それと、、楽器店から独立されて個人でリペアをなさる方もおられますが、最初から徐々にお値段が上がっていきました。それだけ修理のお仕事って採算を取るのが大変なのだろうなぁとお察しすることができますが、やっぱりそれだと長く楽器を見ていただくには不安ですよね。楽器店直営だと言い値はまず有り得ませんのでそういうところか、どこか何円はしっかりと最初にお伝えくださるところが良いと思います。

人生の半分以上オーボエ漬けの私なので、リペアひとつとっても色々な経験をしました。あまりマイナスなことは記事にしないポリシーですが、この体験談を書くことで正しくお店を選定できる生徒さまが増えるなら良いかなと思い、記してみました。ご参考になりましたら幸いです♪