先週の記事の続きです。

この記事をご覧の皆さまは、オーボエを心から楽しめていらっしゃいますか?義務的に練習したり、練習をすることが当たり前の動作のようになっていらっしゃいませんか?

練習は毎日の淡々とした積み重ねなのですが、義務的になったり生活に溶け込みすぎるとそれはそれで色彩感を失ってくることもあります。毎日オーボエを開ける瞬間が新鮮であると良いですね。幸せは日常の中にあるなんてよく言いますが、それに近いものを感じます。それでは、どうしたら新鮮な気持ちになれるか。私が実践していることを少しずつご紹介してみます。

やらなきゃいけない、をやめる

毎日ロングトーンはやらないといけないんだ、だからやる。

これをやめます。ロングトーンは確かに外せない練習ですが、やらなきゃいけないからやるという考えから、「今日はロングトーンを通して体の力みを発見しよう!」「音の立ち上がりに気をつけてみよう!」といった新たな目的を設定しなおしてみます。出来るだけ、いつもなら考えないことだと良いですね。

やってみたいことをやる

やるべき順番とやるべきことより、「こんな練習をやったら楽しいな」という好奇心を優先してみるのも良いです。いつもより感受性豊かに自分の音と向き合えるような気がします。

しんどいときは、やらない

やらなくちゃ、下手になっちゃう

そんな風に思う時は、あえて練習しない勇気を持ちましょう!オーボエは心に正直です。たしかにまったく吹かないとテクニックは落ちるのですが、心がオーボエに向かっていないのに練習しても、うまくいきません。できるだけこの状態にならないように、自分を上げて楽しく練習したいですね!

出来るだけたくさんの方にとってオーボエが楽しいものであるように、ことねオーボエ教室はこれからも前に進みたいと思います。今年も残りわずかですが、よろしくお願いいたします!!