こんにちは

いよいよ本年のレッスンも残りわずかとなりました。今年のやり残しはございませんか?今月レッスンが未消化の方も駆け込みでいらしてくださいね!

 

最近レッスンをしていて、2~3年続けてこられた方が今後のオーボエの向き合い方に悩み、息切れ気味だったりするので、今回は私が飽き性の私がどうしてここまで続けることが出来たのか、お話しようかと思います。

オーボエと共に生きて十数年。まだまだですが、飽き性なのにどうして今日まで続けてこれたのだろうと、考えてみました。始めた時もオーボエが好きで憧れていた!という訳でもなく、割と成り行きでした(笑)

まずオーボエを始めたころは、同じ楽器のライバルがいなくてマイペースに練習出来て、あまりうるさく言う先輩がいなかったのは楽でした。そういう面では自分と合っていたような気がします。あと、リードひとつで音色や音程が色々変わっていくことも楽しくて、リードが変わるとびっくりするくらい上手になるので調子に乗っていました(笑)

音大に入ってからはナーバスに練習することが多くて、おそらくこのあたりの心境がいま悩まれている生徒さま方の現在と似ているのかもしれません。音大生はそこで心が折れてしまって、道をあきらめてしまうパターンが多いように思います。が、私の場合は、「今の自分はここまで!」と決めていました。上手に演奏しようとすると、とても苦しかったからです。生徒さま方もそうなってはいないでしょうか?CDやコンサートのプロの演奏を聴いて、そうなりたい!と思って練習されることは素敵ですし、誰しも通る道だと思いますが、そこに行きつくことは難しく、目標を高く設定しすぎてしまうと、楽しいこともつらくなってしまいます。等身大の自分の演奏を好きになって、それを楽しめば良いのではないでしょうか♪

それはオーボエに限ったことではないと思います。雑誌を読んでいて、モデルさんがきれいに洋服を着こなしている姿を見て、自分もそうなりたくて同じ洋服を着ても、同じようにはなれません。それで鏡を見て自己嫌悪になったり、しませんか?(昔の私w)でも自分は自分なのです。自分らしく着こなしていければそれで良いのではありませんか?

練習やレッスンを受けている時、良くないところを見つけるのも大切ですが、良かったところをひとつでも多くみつけて、今の自分を認めてあげましょう。そうすることで、等身大の自分を受け入れ、好きになれると思います。