コロナの流行はありつつも、1月の発表会が徐々に迫ってきています。私のクラスでは皆さま譜読み段階を越えて曲作りの段階に入り、オンラインでは網羅しきれない領域に来ています。オンラインは便利で出来ることはたくさんあるとはいっても、最終的には生音を聴いてのレッスンは必須です。リードの状況も触れないにしても実際に聴くのとではだいぶアドバイスも具体的で確実なものになります。そんな理由で、秋以降はこれまでオンラインだった方も一部対面にしたりオール対面に戻したりしています。(ソロ演奏となるとさすがにすべてオンラインで本番までというのは無理がありそうです)

春からずっと実際にお会いできていなかった生徒さまにお会いして音を聴いてみると、ものすごくたくさんの発見がありすぎて、規定のレッスン時間で伝えきるのが大変なくらい!新鮮でした。生で聴くのだと音から感じ取れる情報量が違うので、オンラインより流動的になります。オンラインでは気づかなかった細かい癖がついていたり、音量もご自宅で静かに吹く習慣がついてうまく楽器が鳴らせなくなっていたりもします。もちろんオンラインだとスタジオよりリラックスして吹けていたり、レッスンよりも授業的なかっちりとした枠組みが出来る良さもいっぱいありますが、音楽的な曲作りの領域になるとやっぱり対面に勝るものはないと思います。

オンラインとスタジオは使い分けが重要ということはよくお話ししています。どちらが常に勝っているかという訳ではなく、そのレッスンで何を求めているかで使い分けることが今後楽器を続けていく中で重要になると思います。ソロで発表会にご参加になる方にとってはそろそろスタジオでの対面レッスンが必要になりますので、ご活用くださいね!