どのくらいの頻度でどのくらいの期間通ったら、どのくらい上達できるのかというイメージは難しいと思います。ざっくりとしたお話になってしまいますが、それには「どのくらいオーボエ体質か」ということが大きく関わります。(もともとの歯並びや骨格、これまでの楽器経験といったことです)この「オーボエ体質」要素である歯並びや体格・骨格といったところは抜きに、楽器経験値を踏まえて、どのくらいの期間・頻度でレッスンを受けるとどうなるか、という過去の経験からのざっくりとした目安を記事にしてみます。新たに入会される方のなんとなくのご参考になりましたら幸いです♪
楽器そのものがはじめての方(大人)の場合
おすすめレッスン頻度は、週1回程度
楽器がはじめての場合、オーボエより前に楽譜や音に慣れることも重要になりますので、レッスン頻度は週1回(つまり月4回もしくは3回)程度取って頂くことが上達の最短ルートです。レッスン時間ははじめは45分で十分ですが、スタミナがついてきたら60分にしても良いと思います。今回は、楽器初心者が月4回/45分コースでオーボエレッスンを受講しはじめ、個人練習は別途週1〜2回程度取られる前提で進めます。
初月〜3ヶ月「基礎の下地づくり」
まずは管楽器演奏の基礎の基礎、もっとも重要な「呼吸」そして「アンブシュア」を固めていきます。慣れてきたら、しっかりと音を伸ばす「ロングトーン」と進めていきます。3ヶ月程度あれば、必要な基礎練習をご自身で進められるようになるはずです。楽譜が読めない方の場合は、ここに併用して読譜の練習ワークなどをご自宅で取り組んで頂くことがあります。
4ヶ月目〜6ヶ月目「エチュードに取り組む」
ご自身で基礎練習を進められるようになったところで、エチュード「ヒンケ」に入ることができます。週に1回レッスンに通えていて個人練習もある程度出来ていれば、どこかこだわりポイントで長くかかりさえしなければ、半年後にはこの段階に入れると思います。
7ヶ月目〜12ヶ月目「ポップスなどの併用曲の導入」
「ヒンケ」が進み、おおよそ3ページほどこなせてくれば、いよいよお馴染みのメロディなどを演奏することができるようになります。初心者の方の場合は、ヒンケと対比させて聞き馴染みのある童謡やポップスなどから導入するようにしております。このあたりから、演奏がいよいよ楽しくなってくる頃です。このくらいの段階になれば、楽器の相性や方向性が見えてきますので、楽器購入に進んで良い時期だと思います!(急ぎの場合は前段階の後半くらいで進めます)
これが月2回に減ると、単純に倍くらいの期間を要するイメージで延びていきます。オーボエ上達という点だけを考えると、初めは高頻度で通って楽しくなるところまで頑張って、2年目くらいから頻度を減らしてレッスン時間を伸ばす(月2回/60分など)と大変効率が良いのかなと思いますが、週1回のレッスン+個人練習も週1〜2回持てる社会人の方は、そこまで多くないと思います。初年に頑張りすぎて挫折してしまってはもったいないので、ご自身のライフスタイルに合うかどうかが最優先事項ですね。
また来週も、別のケースで記事を掲載しようと思います♪