こんにちは♪

昨日はレッスン中にものすごい音がして、窓の外をみてみると、ものすごく大きな氷の塊たちがお空から降ってくるではありませんか!雨にしてはうるさいわけです。「お外はこんなにうるさいけれど、お部屋の中は音楽会ですね(*^^*)」となんともメルヘンな生徒さまと、強烈な雹にも負けず、まったりヒンケを練習しました(笑)

さて、最近夏の演奏会シーズンと吹奏楽コンクールの時期とで、ナーバスになっている方がたくさんいらっしゃいます。いつも明るく元気な生徒さまが、どんよりしたご様子でいらっしゃったり。吹奏楽コンクール組は毎年のことなのであまりびっくりはしないのですが、あぁ、この時期が来たなぁとしみじみ思う今日この頃です。演奏会前の落ち着かない気持ち、痛いほどわかります。意外と私もあがり症な方だったので、入試やコンクールや試験の前は1カ月前くらいから、他のことが手につかないくらいに緊張してしまう人でした。今ではそんなに切羽詰まる機会がないので薄れてしまっていますが、自分の心の中の問題だから、どこに逃げることも出来ず、何をしていても考えてしまってとっても辛いのです。だから、一日でも早くこんなお気持ちから解放して差し上げたいと思うのですが、それにはまずは自身が変わるしかありません。リードでも楽器でもなく(もちろんそれも大切ですが)、自身が強くならなければ、オーボエを手懐けることは難しいのです。

前にも記事にしたことがありました。「出来る」ということについて。深く考えすぎたり、自身の能力以上の結果を求めてしまうから、落ち込む結果が起こります。強くなるには、まずは自身の本来の能力を知ることから始まります。演奏は数値としてあらわすことができないものだからこそ、どこまで自分が出来るか、という点を勘違いしやすいものだと思います。そのためには、やみくもに回数を重ねて練習をしないことです。それよりも、1回1回演奏を見返して、どうしたら良くなっていくか、自分なりに考えていくことが大切ですね。結果としてレッスンで修正されてしまうかもしれないですが、それでもひとつひとつに考えを持って演奏出来るかどうかは、かなり重要。さらに言うと、どうして緊張してしまうのか、どこがどううまくいかないせいなのか、それにはどうしたら良いのか、具体的にかみ砕いて分析して、克服していくプロセスを自身で構築できると良いです。もちろんレッスンでお手伝いも致しますが、メンタルの繊細さは人それぞれですし、答えを最終的に見つけるのは演奏する自分自身です。

メンタルトレーニングとしておすすめしている練習方法は、レッスンに来てくださった方にレクチャーしています♪