ことねオーボエ教室では、ここ2年ほどで小学生の生徒さまが激増しました。前は小学生のお問い合わせが来るだけでびっくりしていたのですが、今では毎月のようにお問い合わせとご入会があります。youtubeの普及が一つの要因みたいです。何にしても、オーボエの良さを小学生の間に知ってもらえる世の中になったのは嬉しいです。

さて、「小学生で楽器購入しても大丈夫なのでしょうか」とご質問を頂くことも多く、そういえば言及したことがなかったなと思いましたので、今回は記事にしてみました。

小学生というとまだまだ体はこれから大きくなる時、心肺機能もまだ完全ではありません。管楽器は特に、体の成長が落ち着いてはじめて自分に合った楽器がどんなものか見えてくると思うのです。大人でも体格・骨格に合った楽器選びをしますので、それは当然子どもにも言えますよね。もしお買い替えが前提でないならば、中学2年生くらいまで待った方がベターだと、私は思います。女の子なら月経がスタートすると体の様子がかなり大きく変化するので、それを待ったほうが良いですよ。それと、オーボエは扱いが難しく、小学生だと特に苦戦すると思います。せっかく購入した楽器にキィ曲がりや割れを起こして欲しくないなぁという気持ちもあります。

仮に小学生のうちに買いたい!となった場合は、右手の薬指がしっかりふさげるようにカバードキィになると思いますので、仮にご予算があったとしてもプロフェッショナルモデルではなく敢えて鳴らしやすいステューデントモデルを選ぶようになると思います。それが体格の成長とともに物足りなくなれば、途中でお買い替えとなることもあるかもしれません。

というわけで、先々を考えるようであれば、私は小学生のうちはレンタル楽器で様子を見て頂くことをおすすめいたします!または、お買い替え前提にステューデントモデルの中古をとりあえず買っておくのも手だと思います。

ちなみに、オーボエの演奏でかなり重要なポイントである「顎」の成長は思春期までと言われていますので、これもマイ楽器購入前に注意した方が良い点でもあります。それに、親知らずの位置なども関係します。そうなると高校生くらいまで買えないじゃないか!となってしまうのですが、成長期にともにする楽器を選ぶのは慎重に♪ということですね。