今月はこの前からお話している通り、基礎練習月間。いつもと同じ当たり前のことをこなすだけでなく、新しいアプローチも色々試してみたいと思っていて、肩甲骨のストレッチを重点的に行ってみています。

オーボエを始めて2カ月ほどの生徒さま。楽器の取り扱いにも慣れて来られたので、ぎりぎりまでオーボエを吹くことに集中できるようになってから、体力がもたない!と仰っていました。ご自宅でもよくリードのみでの練習をなさっていますが、楽器をまだお持ちでないので、十分な個人練習環境は整っておらず、歯がゆいお気持ちの様子…。それでもほぼ毎週レッスンがあるので、上達はものすごくスムーズで、HINKEもどんどん進みます。ただ、そのぶん曲がどんどん長くなってスタミナ勝負になってきている状況!これはどうしたら良いのだろう、と試行錯誤してみました。

よ~く生徒さまのご様子を観察してみると、脇まわりが閉まっていて、上半身が非常に硬い。という訳で、肩甲骨をかなり丁寧にゆっくりとストレッチで温めました。すると、不思議と呼吸が深くゆったりとして、リラックスして演奏できるように。途中で疲れて吹けなくなってしまうことも多かった中、肩甲骨がほぐれると余裕をもって最後まで演奏することが出来ました♪ただ、油断をするとまた元に戻ってしまうので、気になったら確認をして、を繰り返すのが大事に思いました。皆さまもぜひ、肩甲骨に着目してみてくださいね。

 

その次。部活やサークルの中で同じオーボエの仲間と音程が合わなくて悩んでいる生徒さまに、ソルフェージュの観点からヒンケを見直すという新たな試みをレッスンしてみました。音程の幅のお話をしてみると、とても簡単な曲でも深みが増しますね。仲間たちとこんな練習をすると効果があるだろうと思うものをレクチャーさせて頂きました♪ただひたすら根性で音程が合えば苦労はしません。リードや楽器といった原因があることも多分に考えられますが、それぞれの音程感によって差異が起こることもあります。そんな認識の違いを整えて、同じものさしで音程が取れるようになると、リードや楽器の違いという垣根を超えることも可能です。

詳しいやり方につきまして、ご興味がある方はぜひ山内まで(笑)

 

今月は、これまでのいつもの基礎練習はもちろんですが、さらに発展出来る時は新たな手段とアイディアも駆使して、新鮮味を失わないように工夫していきたいと思います( *´艸`)