私が経営面で心がけているのは、とにかく全部自分でやってみること。周囲に言うと、「そんなことも自分でやるの?!」と言われたこともあったのですが、まず全部やってみないと全体像が見えない気がするのと、例えば誰かにお仕事を依頼するにしてもその仕事がどのくらい大変でどのくらいの対価が適切かが分からないからです。そんなこと言ってたら事業の幅は広がらないのは分かるのですが、自分の名前をつけた教室で、自分の知らない息のかかっていないものが存在して、さらにはそれでお金を頂くのはなんとなくプライドが許さないのです。

これはオーボエの習得においても言えることで、例えばオーボエリード を作ろうと思った時に、いつまで店舗で舟型ケーンが買い続けられるか分からないから、最悪葦さえ収穫できれば作れるようにガウジングマシンから買って可能な限りの自給自足を目指そうとしてみたり、とにかくなんでもやってみよう精神で多角的にトライしていました。このチャレンジャー精神って人生や音楽、そしてオーボエを楽しむのに重要なエッセンスになるのかなと思います。

レッスンにおいても、あまりオーボエにとらわれすぎず、音楽という大枠で考えて、もっと発想豊かにさまざまなことにチャレンジしていこうと、最近新しい試みをスタートさせました。またそのことは2週後の記事で触れていきますね。