大人になって新しいことを始め、さらにそれを誰かに教えてもらうという経験は職業柄とても大事にしていて、定期的にやったことのないものに挑戦するように心がけているのですが、この数年は家庭のこともあってなかなかできずにいました。でも、ひょんなきっかけでまたそんなチャレンジを再開することになったのですが、そこで感じたことがまるっとオーボエレッスンに活かせそうだったので、今回記事にしてみます。

頭ではわかっているのに、できない!悔しい!

大人になると、さまざまな人生経験を積むので子どもの頃より理解力は上がります。けれども理屈で教えて頂いて、どうしたらいいのかが明確に分かるのに、それが逆に辛い時があることが判明(笑)イメージしてもその通りに体が動かないんです!(涙)イメージはあってもその通りに動かすための筋力や技術が足りないと、思うようにはできませんね。レッスンをしていて生徒さまによくこんなことを言われることを思い出しました。

思うようにできないんですよね・・・

それはイメージがちょっとずれているから難しいかも?と、このようなときは色々な表現方法で伝え直してより明白な理解に結びつくようにしてきましたが、必ずしもそうではないですね。同じイメージを共有できていたとしても、体自体がその内容を理解できていなければいけなかった。それにはどうしたらよいのか、そんなことを考えながら日々過ごしていたのですが・・・

定期的にこまめに練習を繰り返す

結局、頭の理解に体が追いついていくためには、こまめに練習を繰り返すことが一番でした。うまくいかないと練習は面白くならないのですが、プライドは持たず、「できない」状況を受け入れて楽しく取り組めるといいですね。

今回の出来事を通して、頭で理解したあとに体の理解がついてきて、その後ではじめて上達する。そういうものだなとしみじみ思いました。もしもうまくいかないことがあったときには、まず頭でどう理解しているのかを整理してみて、すっきりしたら練習に移ってみましょう!私自身がオーボエを吹くときも、より一層気をつけていこうと思います。