オーボエはただでさえ「気張る」楽器なので力が入りやすいと思いますが、高い音になるとより一層苦しさもあって力みが増してしまいがち・・・私自身も日々気をつけたいと感じるところです。レッスンで「力を抜きましょう」と講師から言われることはよくあると思いますが、どうしても抜けない・・・そんなときに実践してほしい実用的なことをまとめてみました。
腕(上腕二頭筋)の筋トレを日常的に行う
なぜ?!と思うかもしれません。力みのきっかけには楽器の重みに腕が耐えられないという問題が関わっています。長い時間オーボエを吹いていると、だんだん腕が疲れてきませんか?そうすると、かわりに別のところで支えようとさまざまな場所に力がはいっていきます。できるだけその現象を起こさないためには、オーボエを持つメインの筋肉である「上腕二頭筋」(力こぶの描写がされる場所の筋肉です)を鍛えておく必要があると思います。よく日常でも使われる筋肉ですので、オーボエを吹いていないときもトレーニングは可能です!いつも肩にかけてしまう荷物を手からさげて、ダンベルのように上げ下げする動作が効果的です。
関節を自由にする
演奏しているときに、あらゆる関節がフリーな状態でしょうか?力んでいるとうまく動かないと思います。力みを感じたらちょっと重心を変えてみたり体を動かしながら演奏してみましょう。高音のロングトーンのときはとくに実践すると効果的です。
楽に演奏できるリードを選ぶ
演奏のしやすさの前に音色を重視してしまったりして、意外とこれが出来ていない方は多いかもしれません。リードを選ぶ基準はいっぱいありますが、力みやすいという悩みのある方は体とリードが合っていない可能性があるので、別のものにチェンジをすることをおすすめします。力みやすい方の場合なら、少し全長の短いものにしたり、薄めのものを選ぶと解決する場合があります。(使っている楽器の機種や状況により変わるので、詳しくは講師にご相談を!!)
何度か記事にしている「有酸素運動」「ストレッチ」のようなことは今回は割愛してちょっと外したことを書いていますが、過去に書いていることは基本的な部分で大事なことです。よろしければ過去記事を見つけてみてください。
あらゆることにおいてそうですが、体が無理をしてしまうと良いパフォーマンスは出来ないので、体によいものを選択していくようにしたいですね。