2016年最後の投稿となります!このブログを読んで頂いている皆さま、本年も大変お世話になりました。この1年は、新たにグループレッスンというレッスン方式が加わり、そして新しい講師を迎え入れることが出来、そして渋谷スタジオをオープンと、新たなことがいくつも始まりました。生徒さまの輪も広がり、お教室がまた盛り上がってきたように感じます。毎年毎年新らしいことには挑戦していますが、これからもどんどんチャレンジし、進化・成長する教室でありたいと思っております。まだまだ開講6年目で至らぬところも多いと思いますが、今後ともどうぞよろしくお願いします。

さて、山内の年末年始は、毎年恒例のガウジング修行に入ります(笑)まだ取り掛かっていませんが、今年の本数はとてつもなく多くて、終わる気がしません…(涙)皆さまにお会いできない間は、暗く狭い北側のガウジング用ルーム(自称)でミュージカルのCDを流しながらひたすら頑張ります(笑)

ご存知ない方もいらっしゃるので解説させて頂くと、リードづくりにはいくつかの工程があり、舟形ケーンにするまでの間をガウジングといいます。私は丸材から製造しているため、このガウジングから取り掛からなければならないのですが、これが大変!

■丸材から舟形まで

三つ割り(丸材を縦3つに割る)→二種類のプレガウジャーにかける(この工程を抜かしていきなり三つ割りした状態からガウジングも一応できるのですが、そうするとガウジングマシンが悪くなるので)→ガウジングマシンにかける→シェイピングマシンにかける→舟形ケーン完成!!

だいたい1年分の量で、プレガウジャーまでで1日。ガウジングだけで1日。シェイピングだけで1日。計3日間を要します。でもリード制作のプロにかかればもっと早く仕上がるハズです。もっと早く仕上げられるようになりたい!!

皆さまが普段何気なく購入されている舟形ケーンも、丸材に比べてずいぶん高いじゃないか!と思った方も多いはずです。けれど、これだけの工程をすべて手作業で進めていると思うと、だいぶローコストのように思えますよね。さらに言うと、舟形ケーンからリードづくりがはじまるので、あのお値段になってしまうのも頷けますよね。それだけの手間暇がかかっているのです。高いけれど、時間と手間をかけて作られたハンドメイドの楽器のようなもの。そう思うとリードにも多少お金をかけてあげよう…という気持ちになりますね(笑)

年明けには私の手製リードも復帰の予定ですので、皆さまお楽しみに!

それでは、良いお年をお迎えください。