これまで割と太い男性用な感じの幅のあるシェーパーを使っていましたが、最近高音が苦しいと感じるように。

まず、シェーパーというのは、かまぼこ型ケーンを舟型ケーンに加工することと、その型のことを指します。リードをご自作なさる生徒さまのほとんどは舟型ケーンからかと思いますので、シェーパーについてはまだ???な方も多いはず。ですので、今日は敢えてシェーパーにフォーカスを当ててみます。

お店でリードを並べてみると、細いもの、太いもの、キュッとしているもの、いろいろなスタイルをしているのが分かると思います。同じタイプのなかでは同じですが、別のタイプを比べるとよく分かりますが、よく見ないと分からないかもしれません。しかし、リードは金管楽器でいうとマウスピース、フルートで言うと頭部管ですから、ものすごく音に影響します!!簡単にご説明すると、このシェーパーが太いとそれだけパワーが必要ですし、細いと鳴らしやすくなります。がっつり吹き鳴らしたい方は太めがお好きで、楽に演奏したい方は細めになる傾向はあると思います。あとはお使いの楽器とのバランスも大切で、最近楽器を買い替えた山内にとって、これまで使ってきた太めリードだと、うまく高音が鳴らなくなってきました。そういえば昔901を使っていた時もシェーパーは今より細かったし、削りも薄かった!と思い出して、M2向けの設定から変えてみています。材も結構変えました。すると・・・別の楽器のように吹きやすいではありませんか♪

色々リードの細かなところを変えたので、ひとつだけの要因ではないと思いますが、シェーパーを変えた影響はかなりありそうです。あまり変えると迷子になるので避けてきたけれど、これからはいままで触れてこなかったシェーパーの型を購入してみて研究しようかと思いました。

リードを購入されている皆様も、これからはちょっとだけシェーピングに注目して選んでみてください。面白い変化に気づけるかもしれません。