タイトルは楽器の形状のことではありませんよ(笑)

立場上、練習しましょうという趣旨の記事を書くことは多いのですが、大人のご趣味の範囲ですから、毎日練習に没入することは難しいですよね。今日はそんなお話です。

オーボエは、フルートやトランペットのような管楽器とは異なり、寿命が短くて繊細なリードのこともあれば、気候変化ですぐ調子がおかしくなる楽器のこともあります。これらの要素でメンタルが揺さぶられるため、精神的な意味でも安定した練習をしていくのは大変だなぁと日々感じます。

真正面から向き合いすぎてしまうタイプの方は、ある日糸がプツッと切れるようにオーボエを辞めてしまうパターンと、お気持ち的な問題でかなり練習する時期と全く吹かない時期のムラが大きくなってしまうパターンが多いかもしれません。前者は当然レッスンもお辞めになってしまうのでお話をしっかり伺う機会がないですが、後者の方々とはレッスンをしながら良くお話をします。

練習しているときは

こんなに練習しているのに、うまくいかない!どうして!?

練習に気持ちが向かないときは

今日はレッスンなのに全く練習していない・・・先生ごめんなさい💧

といった感じで、どちらになってもお辛そうに見えるのです。努力することは美しいし、ご趣味にも気を抜かずにここまでストイックに向き合えることは尊敬!ですが、やっぱり楽しく吹きたくてオーボエをお始めになったと思うので、ちょっとだけ肩の力を抜いて、オーボエのことを嫌いにならないような距離感を見つけ出してみませんか?

うまく吹けない日があって良い。気が向かない日があって良い。レッスンをサボってしまっても良い(あっ でもご連絡がつかないと心配なので一応欠席連絡はしてくださいね!w)。オーボエ自身だってご機嫌があるように、吹き手だって気分があります。

心身に無理をしていない方が、長続きするなぁ〜という印象です。長いお付き合いの生徒さま方に、オーボエを楽しむ秘訣を今度聞いてみたいです。