毎年年末には1年の復習をするのが恒例となっていますが、1年という単位は結構大きいもので、そこで出た反省を取り返すにも時間がかかります。そこで今年は折り返し地点かつ気持ちの落ちやすい梅雨・6月にいったん上半期の見直しをしてみよう!と思い立ちました。
見直しポイント①抽象的な目標を掲げているケース
このパターンは多かったです。「きれいな音で演奏する」「自分に自信を持つ」「オーボエと向き合う」といった抽象的な目標を掲げている場合、他人目線だけでは達成度を見返すことが難しくなります。2024年の前半戦でこの目標を今一度見てみたときに、具体的にどのように達成していこうと練習・レッスンを過ごしたかどうか、生徒さまと私とでじっくり考えてみました。そこで、かの有名な大谷翔平氏の「マンダラチャート」を書いてきて頂いてみたりしました。ただこのチャートを埋めるごとに心が苦しくなっていくと、練習も辛くなってしまいます。完成したときに気持ちが前を向いてワクワクして、練習がしたくなるようなキーワードで埋めてあげることがコツです。
見直しポイント②目標とは全く違うレッスンになっているケース
「アンブシュアを整える」という目標となっていたけれど、実際のレッスンはがっつり曲中心であまり深くアンブシュアのお話をしていなかった生徒さま。今は心に刺さる楽曲が見つかってそちらに没頭できている時なので、今から無理にアンブシュアのお話につなげなくても良いのかな?と思いました。またはアンブシュアに気持ちが向くように、下半期はレッスンのうち10分はリップエクササイズをするとか、リードをきちんと微調整するといった時間に充てることをブレずに取り組んで習慣化するのも良さそうでした。
見直しポイント③目標が多過ぎて手付かずになっているケース
書き初めのときにたくさん目標を書いてくださった生徒さま!すべて素晴らしく、達成していきたいものでしたが、限りある練習時間・レッスン時間で、これを1年で達成することは難しそうな雲行きが見えてきました。そこでいったん下半期でひとまず成し遂げられそうなことを絞ってみることをご相談してみました。
6月は湿気や低気圧の影響のほか祝日もないので、やる気をキープすることが難しい時期。こんな時だからこそやってみたい見直しでした♪私自身でもレッスンの前に生徒さまおひとりおひとりの6ヶ月間を振り返ってノートに書き記していくと、下半期も頑張ろう!もっと楽しく生き生きした時間にしよう!とモチベーションが上がってきました。