何度か記事にしてきた防音室関連のお話、撤去まで経験することができたので、最後にまとめたいと思います。
防音室を導入するのに向いているケース
これにはライフスタイルも関係する向き不向きがありました。不向きな人が導入すると大損します(涙)まずは向いている、とはどういう条件か、まとめてみました。
- 同じ住まいに3年以上は定住する人
- 使っていないお部屋が1部屋以上ある人
- 在宅ワークの人
- 隙間時間に練習がしたい人
- (もしできれば)戸建でもマンションでも、1階に住んでいる人
- 首都圏在住の人
まず、防音室があると移設費用が発生してしまうため、同じ住まいに長く住める場合は向いています。広いリビングのはじっこなどに小さな防音室を入れることもできますが、エアコンが入れられないと夏はほとんど使うことができないので、1部屋まるまる潰してエアコンも入れる形が現実的には使いやすいことから、部屋がまるまるひとつ防音室用に空けられるほうがより向いていると思いました。それと、在宅ワークでお家にいる時間が長く、在宅ワークにも併用したり、隙間時間にちょっとオーボエを出して吹きたい!と思う方にはもっと良いですね。1階にお住まいの方や首都圏在住が有利なのは、移設をする際に階数料金加算や遠方加算料金がかからないためです。
防音室の導入を慎重に考えたほうが良いケース
- お引越し好き もしくは転勤族
- お家が狭い
- 仕事が忙しく家にほとんどいない人
- マンションの高層階に住んでいる人
- 地方在住の人
お引越しを頻繁にする場合だと、そのたびに移設費用が数十万円発生してしまいます。急に転居が決まって移設となると業者さんの空き状況の都合もあり、かなりバタバタしたりも・・・。また、一度導入するとその後の転居先選びにも苦戦します。2階以上だと入れる時も出す時も費用がかかりますし、間取りも考えなければならないので、住めるお家の条件が自動的に絞れてしまいます。あとは、お家にほとんどいられないと結局練習もあまり出来なかったりするので、それだけの費用をかけるべきか、考えてからの導入をおすすめいたします。
売却には半年以上かかると見ておく。タイムリミットを越えたときの対処は?
今回私の場合は4ヶ月ほどで売れましたが、基本的には半年以上かかると思ってお引越しなどで手放す場合にはゆとりを持って出品開始しておくと良いです。最終的なリミットを越えた場合は、ほとんどのケースで丸損となってしまうと思いますが楽器店への下取りか、それがもったいないと思う場合は解体・移設をしていったんレンタル倉庫などへ保管して販売出品を継続することもひとつの手段です。ただ、この場合はレンタル倉庫までの移設費用を数十万円いったん支払う必要がある上に、売れない期間ぶん毎月倉庫費用も発生していくので、いつまでも売れないと先述の楽器店下取りコースどころかマイナスになってしまうので大変リスキーで、私はこの方法ははじめから使わないつもりでした。値段をつけて売るにはタイムリミットまでに個人売買で手放すという道しか基本的にはないので、とにかく早め早めに動いていってくださいね。そうでないとメンタルにけっこう来ます(涙)実際私も3ヶ月目くらいから常にこのことが頭にありました・・・
長くなってしまいましたが、防音室話はこれにて終了です!お付き合いくださいまして、ありがとうございました。また来週からは別のお話をしていきますね。