これまで体が硬く肩・背中・腰などに日常的に体に辛さを感じる方や、重い鼻抜け症状に悩まれる方が鍼治療に通われている様子を近くで見てきて、レッスンの2日〜前日までに施術を受けていると、普段と比べて明らかにパフォーマンス性が上がるので、ずっと気になっていました。演奏家は体を酷使するので、ある程度の年齢以上になると鍼灸や整体に通われる方が多くなります。

2ヶ月ほど整体で治療を受けてきた中で、体の背面を緩めることが演奏にとても大事だということが分かったのですが、手技は筋肉の表面にむけたアプローチなので、鍼を使って深部にアプローチするとどういった違いが出てくるか、試したくなりました。

演奏派遣続きで疲れた首と肩に・・・

なんとなく鍼治療は刺激が強いのでタイミングを考えたらなかなか踏み切れなかったのですが、演奏業務が立て込んで疲労が溜まっている状態で整体に行き、「試してみたらどうですか?」とお声かけ頂いて勢いづきました。長いこと躊躇していたのに、試す時は急にやってきました(笑)

演奏で疲れているというだけでなく、会場の行き来の際にずっと重い楽器ケースを背負っているので、その影響もあって首と肩が大変なことになっていた為、この時は首と肩に12本打つこととなりました。

施術翌日〜2日後の様子

よっぽどひどかったのか、受けた当日の夜〜翌朝にかけては、めまいがありました。加えて翌日いっぱいは軽い気持ち悪さもあり、コンディションとしてはあまり良くなかったと思います。通常の整体と比べて深部に刺激が来るからなのか、好転反応もそこそこヘビーで、2日後あたりまで続きました。でも、生活できない・お仕事できないというレベルではありませんでしたので、まぁまぁ通常通り過ごしました。

3日後頃から、好調!!

施術を行なってから3日ほど経った頃、以前と比べて肩がとっても軽やかになりました。気になるオーボエへの効果はというと、やはり首肩の筋肉とお顔の筋肉も繋がっているので、柔軟になることでリードの振動がよく共有できているような感覚があり、オーボエと一体化して演奏しているようで心地よくなりました。

好調なのは2日前後

好調になったことを感じてから下り坂に向かうまでは2日ほどで、良かった時がすごく良かったからなのか、下り坂に差し掛かった時の体のしんどさは整体以上。初回だからか、良い時とそうでない時との落差がかなりのもので、徐々に慣れていくことが必要そうでした。ただ、鍼はとても効果的だったので、東洋医学でいう「経絡」を学んで自分でソフトにケアしていってみては・・・という考えに至ったのでした。それについてはまた改めてお伝えしていきますね。