9月になっても暑さは引かない昨今ですが、暦の上では秋ということで・・・「芸術の秋」シーズンに入るにあたり、芸術家のハートをくすぐるアーティスティックな楽器「オーボエ」の魅力と、より楽しむためのアドバイスを記事にしていきたいと思います。
魅力①繊細な構造
すでにオーボエを演奏されている方も、あまりご自身の楽器をまじまじと見つめたことはないかもしれないですね。実はこの楽器、およそ300個ものパーツの集合体なんです!クラリネットが200個(思ったより多かった)、フルートは140個ほどだそうです。それと、オーボエがクラリネットと比べて高価なのがどうしてかというと、オーボエは緩やかな円錐形で、クラリネットの円柱形と比較すると、この形状にパーツを付けることが非常に難しい技術なのだとか!オーボエって、楽器自体が芸術品なんですね。
魅力②さまざまなリードスタイル
講師のリードをそのまま購入して吹いている方や、ネット通販で選んで購入してしまっている方は、一度店舗に行っていろいろなリードを試奏してみると面白いと思います。一般的なジャーマンスタイル、あまり見ないアメリカンスタイル、そして削り出し部分がW字のフレンチスタイル。見た目の違いを比べてみて、さらに吹いてみませんか?当教室では8割以上の講師がジャーマンスタイルですが、若干名フレンチスタイルのリードを演奏している講師もおります。講師のスタイルでないリードもそれはそれで新鮮味があると思うので、一度トライしてみたら発見があるかもしれませんね。
魅力③演奏する人によって違う音色と響き
秋はプロアマそれぞれで演奏会が多く行われる時期です。ご近所のコンサートホールのスケジュールを見て、オーボエが編成に含まれる演奏会がないか、ぜひチェックをしてみましょう。そしてできれば別ジャンルで複数演奏会に足を運んでみてください。オーケストラと吹奏楽でもオーボエに求められることは違いますし、同じオーケストラでも演奏する人によってまるで別の楽器のように音色や音の届き方が変わります。1つの演奏会だとなかなか感じられないので、複数足を運んでみて、違いを感じ取ると、多くの学びが得られそうです。
秋となると私自身も忙しくなる時期ですが、今年は「インプット」を心がけているので、私も自分自身の学びを求めていろいろな形でオーボエを楽しんでいきたいです♪