先週の記事と少し似た話になりますが、社会人の皆さまの練習頻度は人それぞれです。レッスンの時だけ吹く方もいれば、毎日お仕事上がりにしっかり取り組む方まで、本当にさまざまです。自分の生活に合うオーボエとの距離感があると思うので、これに関しては正解は個人によって違うと思います。毎日練習すればするほど鰻登りに順調に上達できるものと思ってしまいますが、絶対に必ずそうとは言い切れません。筋トレも、パーソナルトレーニングを毎日していれば確実に思ったところに筋肉がついてくれるけれど、無人ジムで我流で取り組むのだと効果が同じようには得られないのと似ています。今日はそんなお話をしたいと思います。

レッスン間隔が長いと、徐々にずれていく

レッスンとレッスンの間隔が長い(ざっくり1ヶ月を超えるぐらいから)と、レッスンで得た手応えが分からなくなっていき、知らずしらずのうちに「できている」が「できている『つもり』」になっていくことがあります。逆にほとんど練習しない方だと、レッスン間隔が長くてもレッスンのときのイメージを思い出しやすかったりもしますが、毎日練習している方だと、日々微細に変わっていくものに気が付きにくいのです。たまに会う人の見た目の変化には気づけるけれど、毎日一緒にいる家族には気付けないのと似ていますね(笑)このターニングポイントは、平均して2週間経過くらい。つまり15回前後個人練習をした頃になりますが、月2回以上レッスンがある方だと、ターニングポイントになる頃にレッスンがあるので軌道修正することができます。練習を毎日のようにされる方のうち基礎に長くつまずいている方は、レッスン頻度も月2回以上あったほうが基礎面の安定・上達は早い可能性があります。

くせがなかなか治らないときは、個人練習を極端に減らしてみる

長年のくせがなかなか治らず同じ話で足踏みしている方には、あえて個人練習量を減らすご提案をすることがあります。誤った方向に個人練習をたくさんすれば、その奏法が強化されてしまうので、ならばいっそのこと良いくせもそうでないくせもいったんクリアにしましょう!という考え方。極端ですが、あまりにも癖に悩まされるならあえて1ヶ月くらいオーボエをまったく吹かない期間を作ったりするのも良いかもしれません。真面目に練習時間を取っている方ほど「こんなに練習しているのに、なぜ?」と悩んでしまうのですが、毎日の積み重ねそのものではなく内容です。健康のために毎日運動をしていても、内容が良くなければ思ったような筋肉のつき方はしないし、体をこわすことだってありますよね。私が1年以上習慣にしているピラティスもそうで、見た目その動きをしていたとしても、使うべき筋肉をしっかり意識できていないと効果はありません。自分では気が付かない体のくせがふとした時にでているのに、自分では分からないことがよくあります。

レッスンでは、まじめに練習される方が努力のぶんだけ報われるようにサポートさせて頂こうと思います!もちろん、練習があまりできない方にも楽しんで頂けるようにいたします(^^)