当教室は、比較的初心者の方が最初にお問い合わせくださることが多くて、ある程度の経験者からのお問い合わせのほうが意外にも少ないのです。この前14年ぶりに自分で練習したピアノ曲をレッスンして頂いてみたのですが、そこで感じたことが皆さまにも通ずるのでは、と記事にしてみることにしました。
経験者ならではのきもち①これまでやってきたことへの不安
こんな感じでやってきたけど、全否定されやしないかという不安がありました(笑)全否定までとはいかなかったけれど、いままで自分が考えもしなかったアプローチを頂けたことで、「今日まで自分は何をやってたんだろう」という恥ずかしさのような気持ちを覚えました。「無知の知」ってやつですね。無知な自分との対峙は辛いかもしれないけれど、いったん乗り越えてしまえば問題ありません。そのあとは新しい世界が広がっていくだけなので、ここのハードルは気にせず進みたいですね。
経験者ならではのきもち②新しいものを取り入れる不安
これまで自分なりに(またはこれまで習ってきた先生方と)作り上げてきたものを、違う先生に習うことでまた築き直すことにならないか、不安になります。とくにある程度大人になってきてしまうと、若い頃に重ねてきたものをまったく捨てて新しい奏法を始めるのは、いろいろと負担が大きいと思います。私は、新しい先生に習うときに、まっさらな気持ちでゼロからやり直す必要はないと思いますし、私自身はレッスンで生徒さまのご希望などでゼロからやり直そうというお話になったりしない限りは、そのようなやり方はしないようにしています。いままで積み上げてきたものを尊重しつつ、新しい引き出しを増やして、演奏が楽しく、より美しいものになるようなアプローチができればそれで良いと思います。違う先生に習うと、引き出しが増えます。初心者のうちにコロコロ変えるのはおすすめしませんが、長いオーボエ人生、いろいろな方に習うのは面白いことだと思います。
改めて、ゼロから新しい楽器を習いにいくよりも、これまで経験してきた楽器をレッスンしてもらいに行く方が勇気がいることかも?と思いました。でも、やってみると全然ハードルなんてあってないようなものですので、ご経験者の方もぜひレッスンにお越しくださいね。当教室はコースが豊富なので、とにかく続けやすいです!皆さまとの出会いを、こころよりお待ち申し上げております★