しばらくこちらに記事らしい記事を書けないまま、6月が終わろうとしています・・・。思った以上に今月は大変な月になりました。でも、再開したからこその大変さ!ただただ幸せです。ふた月も教室全体が閉まっていたので、そこから再始動するというのはかなりのエネルギーを使いますね。それだけでなく後半にかけては体験申し込みをたくさんたくさん頂いて、毎日気を引き締めながら業務にあたりました。こんな時でも来て下さる方がたくさんいらっしゃるのは励みになりました。
さて、今月から対面レッスンを再開してみて思うのは、生の音を聴くことは講師にとっても生徒さまにとってもいずれにも欠かすことの出来ないことだなということ!わざわざ書くほどでもない当たり前のことかもしれませんが、その当たり前を再認したのです。講師の立場からするとレッスンでの生徒さまの演奏からはそれまでどんなことを思ってオーボエと向き合ってこられたか、どんなご気分で過ごされていたのかが音とともに伝わってくるので、その全てを耳のアンテナからすかさずキャッチしています。オンラインでも分かるものはありますが、リアルでお会いするともっともっと伝わってきて、レッスンでやりたいことが箱をひっくりかえしたように溢れてきます。音の振動は心や脳にも大きく働きかけてくれるのでしょうね。
そしてキャッチしたものから講師なりの解釈で音に返して生徒さまにお伝えしていく。ここが大事!!気がついたらあまりそこを強く意識出来ていなかったかもと反省しています。リアルレッスンでは特に、生徒さまの耳にしっかりと残るようなものをお届けしていこうと心がけて臨むように意識を持ち直しました。
このお話に付随しますが、録音をしたものをあとで聴くのと、リアルタイムで聴くのとでは、色々な違いがあります。生徒さまには練習を録音して聴いてみてくださいね、とお話することはよくありますが、リアルタイムで演奏しながら聴けるとまた違います。少しご自身の音をリアルタイムで聴けるくらいのゆとりをもって落ち着いて練習してみてください。感じるものがたくさんあると思います。
いや〜、なんにしても、対面レッスンは良いですね。生きてるって感じ。