さて、先週の記事の続きになります。吹奏楽部に入ったらオーボエを始めよう!または続けよう!と思っていたのに、オーボエになれなかった子たちもいるのではないでしょうか。その原因別対処法(?)をお話していきたいと思います。
オーディションで落ちた
オーボエはマイノリティな楽器なのであまり競争になることはないのですが、稀にこんなことがあります。多分オーディションに落ちてしまうと、その後で余っている楽器になると思います。その楽器に納得がいくならばそのまま別の楽器で青春を重ねるのも良いでしょうが、どうしてもオーボエが続けたい方はアマチュアの吹奏楽団やジュニアオーケストラへの入団をご検討になってみてはいかがでしょうか?アマチュアの社会人吹奏楽団だと、他世代交流も出来ますし、部活のような引退がないので大人になってもずっと所属し続けられます。また、ジュニアオーケストラだと同世代のお友達も出来るので部活に似た環境を楽しめると思います。
学校の備品にオーボエがなかった
これならまだ続ける手段があります。当教室提携の楽器レンタルサービスで、ヤマハやマリゴなどの一流メーカーのものをお貸し出しすることが出来、おそらく丸3年借りても割安です。または元々のご経験がある方ならば中古楽器(もちろん新品でも!)などを中心にお探ししてみても良いですね。中古のお安いものなら20万円台からご用意出来ます。
他のパートに回って欲しいと頼まれた
私もまさにこのパターンですが、ご自身がそれで納得出来るのか胸に手を当てて考えてみて、よし!と思えるなら、別の楽器で頑張りましょう。そしてオーボエはレッスンに通って個人的に楽しむという方もおられます。大谷翔平方式の二刀流ですね(笑)やっぱりオーボエを続けることにこだわりたい、というのであれば最初のパターンと一緒でアマオケやジュニアオケなどに入る方向で考えても良いと思います。
部活動には部活動にしかない、その時にしか出来ない経験があるので、ぜひ経験して欲しいなぁと思うのですが、それは私の体験談であって、違う青春の過ごし方もいっぱいあります。学校とは別のフィールドでオーボエを演奏するのだとしたら、部活はまた別のものを楽しめるので、面白そうですよね。
音大に行くと、吹奏楽部出身の子が思ったより少なく、高校では帰宅部で受験に向けて1人黙々と練習していたタイプの子も結構いました。ちなみに、意外と強豪校出身者は少ないです。
・・・と色々と触れましたが、オーボエに割り当てられなくてもがっかりしないでください。人生には色々な選択肢があるのです。中高生の皆さん、自分がどうしたいのか?なにが1番大切なのか?を考えて、思った道を進んでくださいね。