今年も吹奏楽コンクールの季節が終わろうとしています・・・。20年前だとこの時期は晩夏という感じでしたが、最近は9月いっぱい真夏の暑さなので、全然夏の中間地点ですよね。
今年も7月中頃から下旬にかけ、ティーネイジャーたちの体験レッスン駆け込みが物凄かったです。あいにく今年は7月末が教室の発表会だったせいで講師の空きがあまりなく、ご案内が出来なかった方も多数いらっしゃる結果になり、申し訳ございませんでした。
今年の様子を受け、吹奏楽部の中高生とその親御さまにお伝えしておきたい思いが湧き上がったので、記事にしてみます。
体験レッスンは、あくまでレッスンを体験するもの
辛口ですが、コンクール前に困ってはじめて動き始めて体験レッスンに申し込むのは、ちょっと遅いです。まず体験レッスンは、あくまで講師やスタジオ・そしてレッスンの様子を「体験」する1日入会のようなもので、1回で上達するために用意されたものではありません。「コンクールも近いし、体験レッスン1回受ければいいよね」と思っていると、イメージした効果は得られないだろうと思います。(ただ、楽器やリードに致命的な不具合があって、そのせいでうまくいかないという場合であれば助けになれる場合も!!)
塾に体験授業に行ったその日から劇的に学力が上がらないことと同じで、レッスンに通い続けて正しい練習方法を習慣的に身につけて、いつの間にか上達しているものです。
吹奏楽コンクールで良い演奏を目指すなら、春頃から定期的にレッスンを!
以前よりご理解のある親御さまが増え、春吹奏楽部に入ってすぐにレッスンをご併用くださるご家庭がかなり増えました。しかしその一方で夏(しかも7月中盤!)になってからの駆け込み1回でという方も跡をたたないのも事実なので、毎年同じようなことを言っているような気がするのですが、世に浸透するまではずっと声を上げ続けていきたいと思います。
経済的な事情で定期的に通えないというケースもあると思うのですが、その場合は単発レッスンを3〜4ヶ月に1回でも良いと思います。あくまでレッスンは練習のサポートなので、大事なのは毎日の練習をどんな意識で行うか、です。その為には何度かは通い続けないといけないのだなとイメージできるのではないでしょうか。
この先まだまだ時間はかかるかもしれませんが、「体験1回でコンクール前の問題をなんとかして欲しい」というケースをゼロにしたい、そう思う今日この頃です。