こんにちは!皆さんはお盆をいかがお過ごしでしたでしょうか?当教室には具体的なお盆の休暇はなく、都内の吹奏楽コンクールの予選がお盆にあり、これでひとまずコンクールに向けた指導もひと段落といったところです。
前に少しブログで書いたような記憶があるのですが、今年はかなり久しぶりに府中の森芸術劇場に赴き、聴いて来ました。
私も過去に(10年以上前…)この地で聴いていたはずで、なつかしさもあるのですが、視点がすっかり変わっていて、ぜひ大人の方には聴いて頂きたい、素晴らしい時間でした。
何が素晴らしいって、全国常連のたくさんの部員がいて上に上がれて当たり前というような上手な所が~ということではなくて、おそらく予選までであろう学校たちの輝き具合がすさまじいものがありました。予選にかけている思いの差があるのでしょう。
都大会に進めるであろう上手な学校たちの演奏はもちろん非の打ちどころがないのですが、色々な意味で、余裕が違う。でも、おそらく予選で終わる学校たちは、自分たちの演奏がここで最後とどこかで悟っているから、自分たちの持っているたった10分程度の時間にかけて、全身全霊で限界に挑戦している感じ。それぞれ子どもたちが夏休みを返上してこの日のために毎日練習をしてやっと迎えた本番で、思い思いに曲を楽しんでいる様子が、泣けてきます。じっくりと聴いてみると、これまでどんな練習をしてきたのかが、目に浮かんできます。だんだん年を重ねて、出演している中高生と世代がどんどん離れていくと、思うことが出演者目線から親目線のようになってきます(笑)出演者目線だと、○○高校が上手かった、××高校は微妙だった…とか、そういう点数や賞に固執して、上手かどうかが大事になってしまって、それよりも聴きたいことが耳に入って来ないのですが、ある程度離れてみると、もっと豊かに「鑑賞」出来て楽しめます。なのでぜひこれを、すべての大人の方に聴いて頂きたい!
これだけ素敵な演奏たちに優劣をつけなければいけないコンクール。コンサートで良いじゃないか、と思ってしまう私ですが、コンクールだからこそ感じられることもたくさんあって、やっぱり意義のあることだなぁとしみじみ思いました。
コンクールで感じた色々なお話があるので、今度は具体的なことをお話したいと思います。また来週♪