楽器が上手な方って必ず体に関心を持っています。それは、特に管楽器演奏は呼吸に関わる筋肉を多用するので、体の状態次第で演奏パフォーマンスは全く変わってくるからです。例えば、TV等でプロの演奏家の映像を観たとき、極端に姿勢が悪い方っていらっしゃらないですよね。それは、姿勢が悪いとうまく呼吸ができないため。呼吸上手は演奏上手というわけです!

いきなりそう言われても何からやればいいか・・・という感じだと思いますので、今日はざっくり具体的に体のどんなことに気をつけると良いか、お伝えしていきます。

深い呼吸をする

日常生活を送っている中であまり意識をしないことですが、ゆっくり深い呼吸をするとリラックス効果が得られます。オーボエのレッスンをしていて、吹き始めは特に呼吸が浅くなっている方が多く、「オーボエの呼吸に切り替えましょう!」とお伝えすることはよくあります。逆に普段からオーボエを演奏することを意識して、ゆっくりと肺の底までたっぷり使うイメージで呼吸をしてみると良いですね。眠気がやってくる場合もあるので寝る前が良いですよ。

タンパク質を摂取する

もちろんタンパク質だけ摂れば良いわけではないですが、管楽器演奏はまさにアスリートと同じですので、豚肉などからしっかりとタンパク質を摂取して筋肉疲労回復とパワーアップを図りましょう。

6時間以上の睡眠を摂る

これはかなり大事な要素で、たまにバテの一種で鼻から息が漏れる方がおられるのですが、これは寝不足や疲労が関係しているとも言われます。前の日に疲れていたり夜勤明けでこのような症状が出たりしますので、まず6時間以上の睡眠を摂ることは意識してください。

入浴する

これも上記で触れた疲労回復に関わることですが、湯船に浸かって疲れを取りましょう。そして湯上がりすぐに就寝はしないように!湯ざましをすることも忘れずに。

演奏家はアスリートです。このほかにもやると良いことはいっぱいありますが、アスリートの日常生活に触れた本などをご参考にするのも良いと思います。皆さまの健康法も、ぜひ教えてくださいね。