レッスンの意味、なぜレッスンに通うのか、よくよく考えてみたことはありますか?
オーボエが上手になるため!
趣味としてオーボエを楽しむため!
いろんな意味合いがあって良いと思います。正解はきっとたくさんあります。ただ、もしもより上手になりたいと思うなら、レッスンに対する考え方・価値観を見つめる必要がある人もいるかもしれません。今日は「レッスンに対する考え方」について記事にしていきます。
レッスンは、その場でどうにか変化をさせる場所ではないと思う
繰り返し書いていることですが、私は、レッスンとは美容院やお医者さんのように、その場で大きな変化をもたらす場所ではないと思います。たまにガラッと変わってくれるときはものすごく嬉しいけれど、そんなことはそうそうないことです。たまに「受けた瞬間上達する魔法のレッスン」なんて素敵なキャッチコピーも目にしますが、私は、その場で目に見えた変化や成果が出るかどうかがレッスンの価値ではなくて、レッスンを通して「何をしたら良いか」「どうしたいか」をご自身で見つめ直して頂くことが根本的な上達のためには一番大事で、それさえできていれば誰に習っても学びが得られる・上達できるし、もっと言えば誰に習わなくても上達できると思います。
レッスンの価値は、その後の個人練習で決まる
レッスンが終わって、自分の頭を整理してみましょう。これからその次のレッスンまで「どうしたら良いか」レッスンで受けた刺激をヒントに考えてみましょう。レッスンは結果ではなく、ヒントとか栄養のようなものではないでしょうか。最終的な上達という結果を作るのは、やっぱり奏者自身だと思います。
人間同士のことなのでどうしても相性もあると思いますが、皆さまに同じようにレッスンをしても「受け方のスタンスの違い」により上達ペースには徐々に差が出ます。オーボエはセンス(才能)が必要な楽器と言いますが、それ以上にこの「受け方のスタンスの違い」がより重要に思います。
レッスンの受け方が上手な人は、楽器も上手になる!
と、いうわけで・・・つまりは、レッスンの受け方が上手な方こそ、オーボエが上手になるということですね。レッスンってなんだろう?そんな根本的なところを、ぜひ今一度考えてみてくださいね。