今日は少しマニアックなお話。リード(葦)の産地について、お話してみたいと思います。葦自体は気候関係なくいろいろなところで育つ強い植物なのだそうですが、楽器のリードとして使うのに適切な質に育てるには、産地は重要です。
まずは王道、南フランス
南仏の爽やかな海風を受けて育った材料の品質は高く、昔から信用され、愛されてきました。2000年台頃までの「アリオード」は本当に素晴らしいもので、多くのプロが使ってきました。何代も続く老舗ということもあり、今も絶大な信頼を受けています。しっかりした材質で、遠くまで響き渡る音づくりには欠かせません。同じ南フランス系だと「リゴティ」も定番です。アリオードと比べると黄色がかった色が特徴的で、見る人が見ればすぐリゴティだと分かるほど。プロヴァンスにある自家農園で栽培されているそうです。
最近人気の、トルコ系
「チャンカヤ」「ラヴォーロ」など、トルコ産の材料が人気です。フランス系と見比べると目が粗くざらついた、柔らかめの材質が特徴的。高温多湿の環境で育っているので、日本の環境と似ているところがあるようで、梅雨〜夏あたりに使うには良いそうです。実際に私自身が昨年夏に一軍として使った材料の産地を見てみると、8割がトルコ系!真冬だとちょっとふにゃっとして開きが閉じてしまうのですが、夏場には大活躍する体感があります。
自作している方は、いろいろ試してみて♪
市販品の場合は、製品の一定の質を保つために材料の産地は変わらないことが基本ですが、本当は季節や状況に合わせて材料の産地・ブランドをフレキシブルに変えるとプレイヤー的にはとても楽です。市販品を買われる場合には、リードの銘柄そのものを変えてみてもいいですね。お店によってはリードに使われている材料をオンラインショップなどで公表しているので、そういった情報を見てみても良いと思います。

