時に「良い音」で演奏できるときもあるけれど、基本はイマイチ・・・本番ではうまくいくだろうか?練習ではうまくいっていたつもりだけど、本番の録音を聴くと思ったようにできていないと感じること・・・そんなお悩みを感じたことはありませんか?

普段の練習も、音出しからていねいに

練習の最後に通す時だけ・レッスンの時だけ丁寧に演奏して、日常練習の音出しや基礎練習が流れ作業的になって、適当に音を出すことが習慣化されていないでしょうか?その適当さ、ステージではていねいにしようとしても本番で出ちゃいます!これは、お食事マナーと似ていると思います。お家でお行儀悪く食べている人が急に高級フレンチレストランで美しいテーブルマナーでお食事できるでしょうか。頑張れるかもしれないけれどきっと疲れるでしょうし、どこかぎこちなく見えるかもしれませんね。でも、日頃からきれいに食事をしている人なら、いつもどおりにすれば良いだけです。楽器の練習・本番も同じですね。日頃誰も聴いていない練習から、出だしから丁寧に音を出すこと、これが本番成功の近道かもしれません!

日本人の美意識、見えないところから美しく♪

どんな地味な練習も美しくあるように、美しくなるように取り組むこと・・・意外と意識できないことだし、一度気をつけだすと練習がなかなか進まなくて面倒なことも増えるかもしれません。でも、10回雑に吹くより1回とてもていねいに吹くほうが練習効果は遥かに高いと私は感じているので、回り道のように見えて結果的にはタイムパフォーマンスはこちらの方が良いと思います。

私はいろいろな日常業務の合間に楽器の練習をしなくてはならないので、持っている時間が少ない為、練習内容などを事前に綿密に計画して丁寧に取り組むようになったら、短い時間でも練習がとっても楽しく面白いものになりました。社会人の生徒さまも、条件としては私と同じではないかと思いますので、ぜひ実践してみてください。休日のオーボエ練習がより楽しい時間になるはずです。