コロナで流れてしまい、今年一回も本番がなかったイングリッシュホルン・・・。あまりにもかわいそうなので今月ソロで演奏する際に連れていくか!と一念発起して調整し、久しぶりに向き合ってみました。
皆さまは、オーボエからイングリッシュホルンへ持ち替えをする際、どのようなことに気をつけていらっしゃいますか?あまり深く意識していない方も多いかもしれませんが、私はそれぞれを全く別の楽器と思って切り替える必要があると感じて、持ち替えをする時はかなり意識しています。それでは、どんなことを意識しているかを簡単なところだけお伝えしてみますね。
1.リードのサイズ感の違い
コールアングレはリードがオーボエよりも大きいので、口の中にどのくらいリードが入るかも違ってきます。オーボエと同じ感覚だと、鳴りづらいような気がするのもこれが原因のひとつのように思います。演奏する際はよく鏡を見て、どのくらい口の中に咥え込まれているかをチェックするようにしてみると良いです。
2.ボーカルによる角度の違い
イングリッシュホルンにはボーカルがありますので、オーボエを吹いているときと比べると景色がかなり違って見えます(イングリッシュホルンを演奏している時の方が下に構えているように感じます)。オーボエからサッと持ち替えると癖でなんとなく構えをあげてしまいがちですが、ボーカルにはある程度角度がついているので、ここも切り替えが必要なポイントです。無理に角度をつけると手はつかれるし息もストレートに入りづらくなります。
どちらも物理的に当たり前のことなのですが、いざ持ち替えてみるとそれに気づき意識するのが難しかったりします。2nd奏者の皆さまはこれを日常的に実践されているなんて・・・尊敬です。2ndを主に吹かれる方は、この切り替えがしやすいようのオーボエの色々なことをイングリッシュホルンに寄せていく方が多いように感じます。その発想がオーボエばかりに偏っている私にはまだまだ難しいので、イングリッシュホルンと向き合う時間を長くとって、そこからオーボエに入っていくように練習していこうかなと思っています。
ことねオーボエ教室ではイングリッシュホルン(コールアングレ)のレッスンも行なっております。また、オーボエより高額にはなりますがレンタルもございますので、吹いてみたい♪という方はぜひ、お問い合わせくださいね。