当教室では、だいぶ前から高校生以下のお申し込みを保護者の方にお願いしております。理由は、昔はお子さまの独断でのお申し込みが比較的高頻度にあり、お子さまおひとりでいらしてレッスンを受けて頂いて、楽しくやる気満々で帰っていざ親御さまとお話してみたら「レッスンを継続する許可が降りなかった」と悲しい結末を迎えることが多かったからです。ご自身でレッスン料金を支払えないうちは、どうしても親御さまの許可が必要になってしまうので、そのハードルを最低限越えられていないと親御さまからお申し込みすることが難しいだろうと、そのようにしました。

近年は親御さまの方が習い事への意識が高く、お子さまとあまり深く話し合いをあまりせずに親御さまの思いでお申し込みに進まれる方が増えてきたようにも感じます。習うのはお子さまなので、ご家庭で下記をしっかり話し合ってから申し込んで頂く方が良いのではないかと思いましたので、今回記事にしてみました。

①お子さま自身がオーボエレッスンを必要としているか

吹奏楽部に入ったらオーボエに割り当てられ、「オーボエは難しい楽器だからレッスンに通わせないと!」と親御さまの意識でお申し込みに進まれるケースは多いです。そういった場合、お子さまはレッスンにあまり意欲的でなく、宿題をこなすモチベーションが保てなかったり、課題もあまり進まない傾向にあります。確かにオーボエは難しい楽器なのでレッスンに通ったほうが上達しやすいのは事実ですが、ご本人がレッスンを必要としていない状況では、なかなか難しいと思います。レッスンを受けてみたいかどうか、お子さまの声を聞いてみてください。

②オーボエを少しでも「好き」かどうか

オーボエのことが好きじゃないけど、部活で割り当てられたパターンもあるかもしれません。個人的には、好きじゃないもの・好きになれないものを部活以外でわざわざ習う必要は、ないのかなと思います。「好きこそ物の上手なれ」と言いますが、本当にその通りだし、それでいて無理をして好きになる必要もないです。レッスンで魅力をお伝えしていき、意識を変えていくこともできるかもしれませんが、もしもそうならなかった時にショックもあるし、好きにならなきゃいけない義務化してしまうので、その期待はしない方が良いと思います。ちょっとでも良いから、フラットな心の状態でオーボエのことが「好き」と思えるのかどうか・・・これはとっても大事なことなので、向き合ってみてください。

上記2点(特に大事なのは①のほう)を確認した上で、体験レッスンにお越し頂くと、親子ともに辛くないと思います★ぜひチェックしてみてくださいね。