とある演奏団体で活躍している友人と、楽器がうまくなるために必要なことについてお茶を飲みながら話したのですが、

やっぱりまずは、言われたことをまっさらな気持ちで素直に受け取る柔軟性を持つこと!

と、そんな結論に至りました。確かに、その友人は十分なキャリアと経験を手にしていますが、どんな人の話も素直に受け取れる柔軟な人です。でも昔からそうだったわけではなく、歳を重ねながら聞き入れる力をつけ、成長してきたようなのです。普通は歳を重ねると自分の確固たる信念が構築されて、逆に人の話を聞き入れづらくなっていくもの、人はそうして知らず知らずのうちに自から成長の機会をなくしていっているのかもしれませんね。

大人になっても進化していく人の共通点は、素直さ・柔軟性・行動力。この3つを持っているかどうかだと思います。きっとオーボエ上達の上でも大切なことで、レッスンで指摘されたことを、自分なりの解釈をする前にストレートに一度素直に受け止めて練習をしてみると、景色も変わってくるかもしれませんね!

自分では、できているつもりなんだけど・・・

この練習、嫌いだからやらなくていいや(笑)

いつか上手くなったら人前で演奏しよう〜

こんなふうに思ったことはありますか?安心してください、私ももちろんあります!!(とくにピアノ)言われたことを言葉そのままに脳内再生して(落ち込むこともあるけど・・・)改めて練習をします。そのうち自分なりの解釈をして完結させるときがきますが、それが早すぎると都合解釈になって、うまく自分のものにできないので、気をつけます。

大人になればなるほど、素直に受け止めることが難しくなっていきます。もっと言えば、私は生徒さまとのお付き合いが長くなればなるほど、ツーカーの関係になれる反面、実はレッスンの進め方に難しさを感じるときがあります。お互いに良くも悪くも「慣れ」によって、純粋な気持ちが減っていくからかもしれません。そんな時、講師を変えるなどして環境に変化をつくるのも良い対策ですが、本質が変わるわけではないので、時が経つとまた同じ現象が起こるかもしれません。となると、自分自身の心がけを変えていくことからがスタートかなと思います。私自身がレッスンを受ける側としてインプットをするときも、逆にレッスンをする側のときも、素直で柔軟なハートを持てるように心がけていきたいです(^^)