思ったような音で演奏できる喜びを得るためには、果てし無く長い地道な練習の積み重ねから逃れることができません(すごく残酷なニュアンス・・・!)。しかもこの6月のジメジメとした気候によって、より一層鬱々としてしまいますよね。気分が上がらずに「練習しなきゃ」と低いテンションで楽器ケースを開けるところから練習を始めてみても、いまひとつリードは出来ないし、練習にも身が入らなかったりしませんか?まず大切なことは練習をするというところよりもっと前、練習に向かう自分自身の心を明るく前向きなものにしてあげることかもしれません♪今回は、「練習しなきゃ」の義務感を「練習したい!」と思えるようにする方法を挙げていきたいと思います。
音を出さない時間で、気持ちを育てる
楽器に触れない日(毎日習慣として練習している方はあえての休業日を作るのも◎)に、少しだけオーボエのことを考える時間を設けてみましょう。例えば楽譜を開いて曲に思いを馳せてみたり、楽器を磨いたりホコリを払ったり、リードのお掃除をしてみるのも良いかもしれません。楽譜を見れば、必死に音を出していたときには分からなかった気づきが得られることがあります。リードのお掃除をしながら今使っているリードをじっくり観察してみたら、自分の好むリード傾向を考えるきっかけになるかもしれませんね。演奏することでは得られない別角度からの向き合いがきっかけで、新たな気づきを得られることがあります。これによって、私はリードを作りたい・練習したい気持ちがうずうずとしてきます。どうしても気持ちが高まってきたときは、リードだけ作ります(笑)あえて練習には発展させず、明日練習するならどんなことをしようか、計画を綿密に練って練習のときを楽しみに待ちます。
いつもと違う場所で練習する
前に同じようなことをアメブロに掲載したと思いますが、いつもと違う練習場所(有料というのがミソ!)で練習をすると、メリハリができてしっかり集中できます。空間の広さ・響きの有無で、同じリード・楽器でも別のもののように変化するので、実験のように楽しめると思います。それと自宅と違って有料だと思うと何としても実のある時間にしなければと頑張れるような気も・・・(汗)
同じスポーツジムでなんとなく作業のようにするのが気乗りせず、通い系のスポーツジムがちょっとなぁと思っていたところ、都度払いでいろんなジムでいろんなプログラムが受けられるサービスを見つけて「運動したいな!」と思えてきた心理と似ている気がします(笑)
心から好き!と思える楽器を手にする
ポンっと決断できないような話ですが、どうやってもテンションが上げられない方には、一度お持ちの楽器のことを見直してみるのも最終手段としてあります。実はあのメーカーのあの機種に憧れていたとか、いつかは買い替えようと思っていたとか、そんな気持ちを持っている方もいらっしゃるかも?そうでなくても、試奏してみたらガラリと世界が変わって一目惚れ❤︎もあります。自分にフィットして、方向性も合っている1本を購入してから、私自身は練習がより一層楽しめるようになりました。逆にどこかしっくりきていない子だとツラかった・・・。
ご自身の気持ちをうまくコントロールして、地味な練習を楽しく明るいものにしていきましょうね!