こんにちは

そういえば日々レッスンをしていて思っていたのに、たぶんこれまでほとんどこのような機会に書いていなかったことがあるので、今日はそんな話題を取り入れようと思います。

「上手になるにはどうしたら良いですか?」とっても漠然としているけれど、誰もが感じる疑問。私はこれまで数百人のオーボエ吹きたちに出会って来て、上達する方にはある共通点があることを感じています。その中でも、とっても基本的で明日から誰でも出来ることがあります。それは

レッスン中にメモを取ること

です。皆さま、レッスンには筆記用具を持ってきていますか?持ってきていない方って実は結構多いです。なので私が必要なことは楽譜などに書かせて頂いているのですが…私が書くのと生徒さまご自身で書くのとでは全然違います。上達のスピードが速い方というのは、何を覚えておいたら良いか、何が大事なことか、を判断してそれをしっかりその場でメモされます。なんでもメモを取れば良いというわけではなく…山内の場合レッスンでは必ず何等かのテーマを決めています。それにむけて必要な基礎練習を組み入れていて、レッスンの最後にはそのテーマのゴールに向かうように組み立てていくので、そのプロセスごとにひとつずつは、重要な手がかりがあります。それをご自身で見つけられるか、ということがとってもとっても大事です。それを講師が最初からお教えしてしまうと、割と頭から離れるのは早い…。レッスンにまず筆記用具を持参して、1回のレッスンで1つメモして帰ろう、ということはぜひ皆さまに実践して頂きたいなぁと思います。今までやっていなかったという方も、明日にでもすぐに実践できますから、ぜひともトライしましょう。レッスンを流れるように受けるのではなく、生徒さまご自身の心の中でちいさな目標を毎度持って頂けたら、きっともっと楽しくなりますよ♪

そんな理由で、「運指を忘れてしまったんですが…」と仰る方にも、最初からすぐに正解をお教えしないようにしています。少しでも頭を使って、こうだったかな?と試行錯誤してご自身で答えを見つけられる方が、定着度が良いからです!運指表を見ながら音階練習をしてしまっている方よりも、頭で最初から覚えている方の方が上達が早いのも、頭を使っている度合いが違うからではないかなぁと思います。運指表を見ながらだと、それに頼りがちになってしまいますからね。現に見なくなってからの方が上達された方はかなり多いのです。