いよいよ年度末が近づいていますね。2カ月続いたキャンペーンも間もなく終了です。今月は中高生のお申込みがとても多かったです。学年が上がったり進学を機にレッスンに通おうと意識を高めてくれること、とっても嬉しいです。毎月のことですが、月末ぎりぎりのお申込みですとご受講頂けないことがございます。年度明けから通い始めたい!という方はお早目にお申込みをして頂くことをおすすめいたします!

さて今日はちょっとまた考えたことがありましたので、それについてお話します。

中高生のフレッシュな若者たち(こう言うと私っていくつなんだろう、と思ってしまいますが)をレッスンする時に、気を付けていることがあります。それは、キャッチボールのようにお互いが発信しながらレッスンを進行するということです。

この前のレッスンでは、どんなことに気を付けて練習したかについて詳しく聞いてみました。すると「とりあえず、間違えないようにさらいました」と返ってきました。エチュードだったので楽譜通り間違いなく演奏するのは大切なこと!ただ、実際に演奏してもらってみると間違いがとっても多かったので、どういうことに気を付けたら良いかについて一緒に楽譜と向き合ってみました。その曲はg moll(ト短調)で、旋律的短音階の下り以外でFにはシャープがつきます。また、旋律的短音階の上りではEがナチュラルとなりますが、そのほかではフラットがつきます。その2音に臨時記号がつくことがほとんどなので、この2音にさえ気を付ければ順次進行が多いから、ちょっと心がけるだけでミスがだいぶ減るね!と話しました。間違えないように練習、というのは、その子のまじめさとひたむきさを感じられる発言ではあったのですが、その曲でなくても言えることなので、その曲で特別に気を付けたことを言えるようになるともっと良くなります。ヒンケひとつとっても一曲一曲個性があるので、楽譜に対峙する時間も大切にしてみてくださいね。

という上記の事柄は中高生だけでなく、レッスンを受けている方すべてに言えることだと思います。講師に言われたことのみをそのまま聞くだけでは上達はなかなか進んでいきませんので、生徒さま側も普段練習する際は、レッスンだったらどんなことを言われるかな?と想像しながら楽譜を見るだけできっと違います。大人の方だと、ご自身から発信していくことが失礼にならないか…と気にされる方もいらっしゃると思いますが、むしろそうして頂けると講師は嬉しいので、ぜひ実践してくださいね!