オーボエを吹いていると吹奏楽でもオーケストラでも直面するのが、ご近所さん問題。よ~~~~く聞きます。中高生から一般の方まで、ご近所さんとうまくやっていけない!!というお悩み。

例えばとくによく一緒に練習するのがフルートですが、そんなフルートパートさんとうまくやっていけない…と悩まれる方、多いです。それは音楽的なこともさることながら、対人関係的なナイーブなことも…!

だって仕組みが違う楽器ですもの、同じように吹けないのは当たり前です!でも吹奏楽なんてオーボエがどうしてもマイノリティだから、リードをこちょこちょいじっていたりすると「なにっ!?リードのせいにしてる!?」とか、楽器をあっためてると「練習したくないの!?」と怒られちゃったり。違うのよ~!でも理解してもらえないの。一度でもこの大変な楽器、吹いたら分かりますよ!(笑)ほかの楽器と同じことをやるためにたくさんの回り道と苦労を重ねますから。

けれど私は幸いそういうことを言われることはありませんでした(笑)たぶん私がやたら自信満々だったからなのでしょう(^^;)変な音程で吹いても「…オーボエだし、よくわかんないから…」って言われてました(^^;)もっとはっきり言ってくださって良かったのに!先輩!!(笑)

ついでに言うと、いつも一緒に練習していたから、一番の仲良しもフルートの子でした。今思うとちょっとめずらしいパターンかも。

 

どうやってうまくやってたかと思い起こしてみると…理解してもらえそうにないことは最初から言わないに限りますね。リードの調子の話とか、楽器の話とか、してもたぶん実際に吹いてみないと心から分かってはもらえないくらいのことなので、基本的のしません(笑)またまた違うパートの子からかつて「オーボエって簡単そうだよね!ワタシの楽器の方が難しいんだからね!」って言われたりしたこともありましたが、そこは触れないで「うんそうだね!」って返しておきましょう(笑)だって本当のことを言うとなんだか言い訳っぽくなってしまうので。(笑)

それと、楽器ってそれぞれ吹いていると性格がその楽器に合わせて変わってくる傾向にあると思うのですが、フルートやクラリネット、サックスと比べるとだいぶ違う傾向に変化するように思います。そのために、合わない感がより増してしまうのかもしれません。

同族楽器同士群れいている中で孤独な存在、ダブルリード。大昔私もひとりパートリーダーということでネタになってましたが、地味にキズついてましたよ~!(笑)あまりにも孤独すぎていじけて倉庫みたいなところで練習してたら誰にも気づかれず集合に呼んでもらえなかった日はさすがに半泣きでした(笑)

なんでしょう、このやり場ない合奏内でのオーボエの孤独感!!けれどそれが今は同じオーボエ同士の皆さまで身を寄せ合ってワイワイアンサンブル出来ていることがとっても幸せにうれしく思う私なのでした!