しばらく演奏する現場から離れていた山内ですが、今月から復帰することになって現在リハビリを急ピッチで進め中です。

今は自分の好きなタイミングで好きなだけ練習出来る環境ではないので、出来るときに出来るだけ頑張る、ようなことになってしまっているのですが、そういう状況だからこそ思うことがたくさんあったので、今回はそんなお話を記事にしてみます。

いつもの練習を繰り返していても、なんだか進まない(むしろ退化した感じがする)ことが最近よくあります。それはそうです、好きな時に好きなように練習出来ないので。「1日練習しないと3日ぶん下手になる」なんて高校生の時よく言われたものですが、その言葉を思い出しました。毎日やみくもに吹けばいいかというとそういうものでもないので、勘違いを生む危険のあるこの言葉は私はあまり好きではないのですが、でもやっぱりコンスタントに練習するに越したことはないのも事実。でもそうしたくても出来ない現実。この狭間で苦しむママ音楽家は多いようです。

そういう時に大事なことは、「苦手なこと探し」ではないかと考えました。限られた練習時間の中で基礎から曲までこなさないといけないとなると、まず最初に取り組む基礎練習は要領がとっても大事。いつものルーティンでなんとなく進めてしまいがちなので、それがまず良くないように思いました。いつもの練習に、ちょっと今自分の苦手そうなエッセンスを足してみる(例えば順次進行でロングトーンをやっていたものを、跳躍してみたり強弱を入れるなど)と、新しい発見があるのと、ちょっとした時短にもなります。

時間がないとひとまず吹く、音を出すことに焦りがちになりますが、そこは冷静になって頭を使っていくのがキーポイントで、これのおかげで練習がパッと進むようになった気がします♪